2026.2.20@令和8年第1回区議会定例会
「はじめに子どもありき」の教育を区内へ広げる
神尾りさ議員が「子どもの権利を尊重する教育実践」について質問しました。
神尾りさ議員
桜町小学校は3年間、「自ら学び、育つ子ども」を研究主題に、生活科と総合的な学習を基本とするカリキュラム改革を進めました。子どもが主体的に学び、教師も共に探究する授業により、いじめや不登校が大幅に減り、子どもと教師の双方から学校が楽しくなったとの声がありました。
神尾りさ議員
「はじめに子どもありき」の理念は、子どもを能動的な学習者と捉え、教師も子どもの事実に立って共に学びをつくるものです。子どもの学ぶ意欲を発揮できる環境と信頼関係を整えるこの実践を、子どもの権利の観点から教育委員会はどう評価しますか。
神尾りさ議員
研究発表には区内外から300人を超える教育関係者が参加しました。一校の研究で終わらせず、区内全域へ広げ、定着させるためにどう取り組むのか伺います。教育と福祉も連携し、子どもの最善の利益と意見表明権への理解を深めてください。
教育総合センター長
桜町小学校は、教師が知識を一方的に教えるのではなく、子どもが自ら課題や学び方に出会い、教師と共に解決する探究的な学びを具体的に示しました。地域や他者と協働し、自分の生き方を考える経験は、未来に必要な力を育てます。世田谷区子どもの権利条例を学校で具体化した意義深い実践です。
教育総合センター長
研究は授業改善だけでなく、キャリア教育、カリキュラムマネジメント、主体性や自己管理能力などの非認知能力にも及びました。幼稚園、小学校、中学校の研究指定や、教員が希望して参加する探究的な学び、キャリア教育、ICTのワーキンググループを通じ、成果は区内へ広がっています。
教育総合センター長
次年度も複数校が、子どもを能動的な学習者として捉える実践に取り組みます。学校を支援し、得られた成果を学校だけでなく地域や関係機関にも発信します。
子ども・若者部長
「はじめに子どもありき」は、子どもの最善の利益と意見表明権の尊重に深く通じる重要な考え方です。子ども・若者総合計画に権利学習を位置づけ、今年度から、子ども・若者部と教育委員会が共同作成した資料を使って区立小中学校で権利学習を始めています。
子ども・若者部長
子どもの権利委員会は、第一期の調査テーマを子どもの意見や思いの表明としました。教育委員会と協力し、区立学校などで意見表明権がどのように保障されているかを評価・検証する予定です。分野を越えて連携し、学校と地域に子どもの権利を尊重する文化と環境をつくります。
神尾りさ議員
子どもに関わる人が「はじめに子どもありき」の理念を知ることは、教育現場で子どもの権利を尊重する助けになります。今回の研究発表をきっかけに、さらに普及・啓発してください。
