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2026年の一般質問

教育に関する議員の質問

世田谷区議会の本会議で行われた一般質問を、議員ごとにまとめています。質問と、それに対する区の答弁を確認できます。

質問 53件・議員 26

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議員、会派の意見

つるみけんご議員19 / 26

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2026.2.20@令和8年第1回区議会定例会

「はじめに子どもありき」の教育を区内へ広げる

神尾りさ議員が「子どもの権利を尊重する教育実践」について質問しました。

神尾りさ議員
桜町小学校は3年間、「自ら学び、育つ子ども」を研究主題に、生活科と総合的な学習を基本とするカリキュラム改革を進めました。子どもが主体的に学び、教師も共に探究する授業により、いじめや不登校が大幅に減り、子どもと教師の双方から学校が楽しくなったとの声がありました。
神尾りさ議員
「はじめに子どもありき」の理念は、子どもを能動的な学習者と捉え、教師も子どもの事実に立って共に学びをつくるものです。子どもの学ぶ意欲を発揮できる環境と信頼関係を整えるこの実践を、子どもの権利の観点から教育委員会はどう評価しますか。
神尾りさ議員
研究発表には区内外から300人を超える教育関係者が参加しました。一校の研究で終わらせず、区内全域へ広げ、定着させるためにどう取り組むのか伺います。教育と福祉も連携し、子どもの最善の利益と意見表明権への理解を深めてください。
教育総合センター長
桜町小学校は、教師が知識を一方的に教えるのではなく、子どもが自ら課題や学び方に出会い、教師と共に解決する探究的な学びを具体的に示しました。地域や他者と協働し、自分の生き方を考える経験は、未来に必要な力を育てます。世田谷区子どもの権利条例を学校で具体化した意義深い実践です。
教育総合センター長
研究は授業改善だけでなく、キャリア教育、カリキュラムマネジメント、主体性や自己管理能力などの非認知能力にも及びました。幼稚園、小学校、中学校の研究指定や、教員が希望して参加する探究的な学び、キャリア教育、ICTのワーキンググループを通じ、成果は区内へ広がっています。
教育総合センター長
次年度も複数校が、子どもを能動的な学習者として捉える実践に取り組みます。学校を支援し、得られた成果を学校だけでなく地域や関係機関にも発信します。
子ども・若者部長
「はじめに子どもありき」は、子どもの最善の利益と意見表明権の尊重に深く通じる重要な考え方です。子ども・若者総合計画に権利学習を位置づけ、今年度から、子ども・若者部と教育委員会が共同作成した資料を使って区立小中学校で権利学習を始めています。
子ども・若者部長
子どもの権利委員会は、第一期の調査テーマを子どもの意見や思いの表明としました。教育委員会と協力し、区立学校などで意見表明権がどのように保障されているかを評価・検証する予定です。分野を越えて連携し、学校と地域に子どもの権利を尊重する文化と環境をつくります。
神尾りさ議員
子どもに関わる人が「はじめに子どもありき」の理念を知ることは、教育現場で子どもの権利を尊重する助けになります。今回の研究発表をきっかけに、さらに普及・啓発してください。

2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

いじめ重大事態で被害を受けた子どもをどう守る?

つるみけんご議員が「いじめ重大事態で被害児童生徒を守る対応」について質問しました。

つるみけんご議員
小中学校、高等学校、特別支援学校で認知されたいじめは76万件を超え、過去最多です。文部科学省は令和7年10月の通知で、被害を受けた児童生徒が安心して学べるよう、別室登校や出席停止を含め、いじめを行った児童生徒へ教育的な配慮の下で毅然と指導し、自らの行為を反省させる必要性を示しました。令和8年1月30日の緊急通知でも、毅然とした対応の必要性が強調されています。
つるみけんご議員
一方、区教育委員会は令和7年9月の文教常任委員会で、いじめ重大事態への体制強化に向けた基本的な考え方の一つに、人間関係の修復を掲げました。関係修復は理想的な形の一つですが、いじめ重大事態とは、生命や心身などに重大な被害が生じた場合や、被害を受けた子どもが長期間の欠席に追い込まれた場合など、極めて深刻な状態です。
つるみけんご議員
登校が難しいほど傷ついた子どもにとって、関係修復という言葉が救済ではなく、いじめをした子どもと向き合うよう迫る圧力にならないでしょうか。その結果、被害を受けた子どもが不登校や転校という望まない選択へ追い込まれないよう、慎重な対応が必要です。
つるみけんご議員
双方への教育的配慮を前提としながらも、深刻な事案では、いじめをした児童生徒へ別室登校や出席停止を適切に運用し、被害を受けた子どもが安心して学べる環境を確保する毅然とした対応が必要な場合があります。教育委員会の基本的な考えと、今後、別室登校や出席停止をどのように運用するのかを伺います。
学校教育部長
いじめへの対応では、子どもの心の傷のケアと修復に向けて最大限寄り添い、その子どもが引き続き学校で楽しく、安全に生活できることが最も重要です。
学校教育部長
子どもの状況と、本人がどうしたいのかという声を第一に考え、その思いに沿って対応する必要があります。いじめの内容、被害を受けた子どもの状態、関係する子どもとの距離、精神的な状況を踏まえ、学校生活を送る上で最適な方法を教育委員会と学校が連携して実施し、強い意思を持って進めます。
学校教育部長
別室登校は、被害を受けた児童生徒が安心して学べる環境を確保するため、いじめ防止対策推進法で認められた措置です。いじめをした児童生徒本人と保護者の協力を得ながら、最終的に双方が通常の教室で学べる状態を見据えて対応しています。
学校教育部長
出席停止は本人への懲戒ではなく、学校の秩序を守り、ほかの児童生徒の権利を保障するための制度です。区教育委員会は令和5年度に、手続に必要な事項を定めて学校へ周知し、運用体制を整えました。
学校教育部長
今後は、個々のいじめ行為の重大性を総合的に踏まえ、各制度や措置を適切に運用できるよう、条例制定に向けた議論の中で検討を進めます。

2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

全小中学校への非接触式冷水給水機の設置計画

高橋昭彦議員が「学校の冷水機設置」について質問しました。

高橋昭彦議員
十年前、学校の熱中症対策には、ぬるい水ではなく冷水による水分補給が有効だとして、ウオータークーラーの設置を求めました。当時、教育委員会は、既存の冷水機はPTAなどの寄贈品であり、約300か所ある水道や水道直結化した校庭の給水栓が有効だとして、公費で設置する予定はなく、学校の実態を調査、研究すると答弁しました。その方針が長年変わらない中、子どもたちは水筒を持参し、暑い日には水を足して水分を取っています。冷たい水の重要性が改めて注目される酷暑を踏まえ、この十年間に何を研究したのかを明らかにし、全小中学校への冷水機設置を急ぐべきです。
教育政策・生涯学習部長
児童生徒は水道水や持参した水筒などで水分を補給し、熱中症の症状が疑われる場合には、保健室などに常備する経口補水液を活用できる体制を整えています。一方、常態化する酷暑の下では水分補給が生命維持に欠かせず、低温の水分を取ることが熱中症予防につながるため、冷水給水機の設置を検討してきました。衛生的かつ安全、安心に水分補給できる環境を整えるため、小中学校91校に各1台、マイボトルへ給水する非接触式冷水機を設置する計画です。機器の仕様や設置場所の給排水、電源などの技術的課題を整理し、全校に1学期中に設置できるよう準備を進めます。
高橋昭彦議員
蛇口による給水から冷水機の設置へ転換し、ようやく実施することを大変評価します。

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2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

酷暑時も既存の学校プールを使うための遮熱・日よけ対策

高橋昭彦議員が「既存プールへの開閉テント等の設置」について質問しました。

高橋昭彦議員
酷暑のため水泳授業が中止になりがちな中、授業の在り方を検討するだけでなく、既存プールを利用できるようにする必要があります。開閉式テントなどの日よけ設備を設置すべきです。
教育政策・生涯学習部長
周囲に鉄筋コンクリート造の壁がある15校では、プールサイドに日陰をつくるための遮熱シートを施工しました。その他の学校では、日よけテントなどの設置に法令上、構造上の課題があるため、各校の状況に応じた対策を講じています。区立学校のプール施設整備と水泳授業などの在り方について、来年度早期に見直しへ着手し、その中で大型の開閉テントや開閉式シェードなどの有効な対策も検討します。
高橋昭彦議員
プールの在り方を検討するとしても、対策がなかなか進んでいません。現在プールがある学校について、できる限り利用できるよう具体的な対策を立ててください。
教育政策・生涯学習部長
大型の開閉テントや開閉式シェードには、床面積が増えることによる法令上の問題、耐荷重や施工上の課題があります。これらを整理しながら、安全を第一に実現可能な対策を検討しています。引き続き、上部からのミスト散水、プールサイドへのかん水装置や簡易テントの設置など、施設の状況に応じて効果が期待できる暑熱対策を進めます。

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2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

小中学校トイレの洋式化と温水洗浄便座の整備

高橋昭彦議員が「小中学校トイレの洋式化・温水洗浄便座化」について質問しました。

高橋昭彦議員
豊島区や府中市などでは、学校トイレの洋式化や温水洗浄便座の設置が進み、子どもたちの学校生活の満足度向上につながっています。世田谷区の小中学校について、トイレの洋式化と温水洗浄便座化への改修方針を伺います。
教育政策・生涯学習部長
小中学校トイレは、世田谷区教育振興基本計画に基づき、令和8年度までに洋式化率80%とする目標の下で整備を進めており、本年度に達成する見込みです。引き続き、早期の洋式化率向上に取り組みます。既存トイレへの温水洗浄便座設置には、定期的なメンテナンス、衛生管理、清掃、電気容量の確認、給水系統の改修工事など多くの課題があります。現在は令和4年10月に一部改訂した学校トイレ工事共通仕様書に基づき多機能トイレへ設置していますが、令和5年の東京都機械設備工事標準仕様書で洗浄便座が推奨されたことも踏まえ、技術所管と連携して仕様書を見直し、まずは改築する学校への設置を検討します。
高橋昭彦議員
標準仕様書へ温水洗浄便座を盛り込むことは大変評価しますが、改築する学校でしか設置しないということでは不十分です。改築時だけが対象なのか、もう一度答弁してください。
教育政策・生涯学習部長
小中学校トイレでは、現在、早期の洋式化率向上に取り組んでいます。今後は技術所管と連携して課題を整理しながら、改築時だけでなく、改修などの機会に実施する洋式化に合わせ、温水洗浄便座の設置も検討します。
高橋昭彦議員
改築する学校だけでなく、改修でも取り組むとのことですので、しっかり進めてください。
高橋昭彦議員
以上で終わります。

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2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会

鉄板屋根の学校体育館50校における断熱・遮熱対策の進捗

高橋昭彦議員が「鉄板屋根体育館の暑熱改修」について質問しました。

高橋昭彦議員
避難所にもなる学校体育館の施設改修は急務です。区は効きの悪い空調設備の改修をはじめ、短期間で可能な対策を進めていますが、鉄板屋根の体育館では、屋根の断熱防水工事によって屋内の温度上昇を抑え、空調の効果を高められると聞いています。鉄板屋根の体育館50校について、暑熱対策の改修状況を伺います。
教育政策・生涯学習部長
令和7年2月に示した区立小中学校における施設の暑熱対策に基づき、空調設備の増強などを順次進めています。鉄板屋根の体育館50校には、天井輻射熱反射シートの設置や屋根断熱カバー工法などを施しており、来年度に4校で屋根断熱カバー工法を実施することで、対象校全校の断熱・遮熱対策が完了する予定です。

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