2026.2.19@令和8年第1回区議会定例会
等々力渓谷の再開後、街路樹の倒木をどう防ぐ?
山口ひろひさ議員が「等々力渓谷・街路樹等の倒木未然防止」について質問しました。
山口ひろひさ議員
世田谷区は「みどり33」を掲げており、緑は生活環境に欠かせない都市の資産です。一方、国土交通省の調査では、公園や道路で過去三年半に千七百三十二件の倒木事故があり、百十件は人身事故だったと報告されています。世田谷区でも、等々力渓谷や成城地区で倒木事故が発生しており、決して他人事ではありません。
山口ひろひさ議員
台風の大型化、豪雨、突風などが発生する中、老木化や内部の腐朽が進んだ樹木は、倒木や落枝によって区民の生命と財産を脅かす危険があります。都市の緑の魅力を守るためにも、自然のままにするだけでなく、適切な維持管理が必要です。
山口ひろひさ議員
等々力渓谷では、倒木後の安全確保のために遊歩道が立入禁止となりました。当初は四年を要するとされた対応が二年半に短縮され、令和八年三月に開通すると聞いています。この間に実施した作業、今後予定している作業、全面開放後の安全をどのように確保するのかを確認します。
山口ひろひさ議員
老木化した街路樹や公園樹木は、現在どのように管理していますか。九品仏まちづくりセンター前では、内部に大きな空洞があり、倒れる危険のある樹木を早期に伐採したと聞いており、この判断は評価しています。日常の点検、伐採を判断する方法、樹木医など専門家の関与について伺います。
山口ひろひさ議員
緑を貴重な都市資産として維持するには、安全対策だけでなく、伐採後の緑化も重要です。伐採した場所に新たな樹木を植えることを含め、区の考え方を示してください。
みどり33推進担当部長
等々力渓谷公園では、令和五年七月の倒木発生後、来園者の安全を最優先にし、翌日から園内の大部分を立入禁止とし、遊歩道も通行止めにしました。
みどり33推進担当部長
その後、樹木医が渓谷全体を調査し、多くの樹木に対策が必要と診断しました。樹木の剪定や伐採に加え、渓谷の自然環境に配慮した工法を用いて、土中対策、樹林地の土壌改良、斜面地の改良を進めています。
みどり33推進担当部長
作業が一定程度進んだため、令和八年三月下旬を目途に全面開放する予定です。開放後も、健全な樹林地の生育環境を維持するため、樹木対策と保全作業を継続します。
みどり33推進担当部長
安全・安心な維持管理を続けるとともに、等々力渓谷保存会をはじめ、渓谷を大切にする皆さんが景観を楽しみ、動植物や自然環境の大切さを共有できる空間づくりに努めます。
みどり33推進担当部長
街路樹や公園樹木は、職員や委託事業者による日常管理と巡回点検で状態を確認し、異状があれば必要な対応を行うことを基本としています。国分寺崖線の公園樹林地、大径木、街路樹、地域で大切にされている樹木などは、点検や樹木医の診断を行い、適切な管理と更新に努めています。
みどり33推進担当部長
やむを得ず伐採する場合は事前に周知します。抜根できず切り株を残す場合は、理由を説明する掲示も行っています。伐採・抜根後は新たな植栽を基本としますが、土中を含む生育環境が十分でない場合には、周辺樹木の健全な育成を優先し、新植しないこともあります。
みどり33推進担当部長
公園などでは大径木や老木が増えています。保存を前提とした対応だけでなく、樹木の更新や景観の再生にも取り組み、街路樹や公園樹木が地域の魅力を高められるよう努めます。
山口ひろひさ議員
料理に少し緑を添えると、見た目や価値が高まるように、町の緑にも重要な役割があります。答弁を聞いて状況は理解しました。倒木対策を引き続き進めるとともに、様々な条件を踏まえながらも、積極的に町へ緑を添えていく方向性を示してください。
