2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会
デジタル本人確認で選挙を守れますか
岡川大記議員が「デジタル本人確認で選挙を守れますか」について質問しました。
岡川大記議員
選挙は、公的権限と予算執行権を託す厳粛な手続です。正当性は、公職選挙法に基づく一人一票の原則と、不正を許さない執行体制が客観的に担保されることで成り立ちます。不正の余地を排除した公正な管理が選挙管理の目標だと考えますが、区の認識を伺います。
選挙管理委員会事務局長
選挙は有権者の意思を政治へ反映する民主主義の根幹で、公平・公正に運営しなければなりません。一人一票は選挙制度の公平性を支える基本で、厳格に担保すべきです。
公職選挙法は、氏名を偽る詐欺投票や、他人の投票への不当な干渉を厳しく禁じ、違反は拘禁刑などの対象です。違法行為には厳正に対応し、法に従って公正・適正に選挙を管理し、有権者の真意が正確に結果へ反映される環境を確保します。
岡川大記議員
世田谷区の本人確認は、入場券の目視や口頭での照合という人の判断に依存しています。大田区の無効票水増し疑惑、滋賀県甲賀市の票操作、福岡県古賀市のなりすまし見逃しなど、国内でも事案があります。現行制度には、なりすましや重複投票を物理的に排除したと示す客観的な証拠がないと考えます。
諸外国がデジタル技術による厳格な本人確認へ移るのは、人為的ミスや悪意が入り込む隙をなくし、選挙結果の正当性を担保するためです。区はこれらの課題をどう認識していますか。
選挙管理委員会事務局長
大田区の無効票水増しと甲賀市の票操作は、選挙管理上のミスを隠すため不正を行った事案で、あってはならないと認識しています。
公職選挙法は、投票前に選挙人名簿と照らすよう定めていますが、本人確認書類やデジタル技術による本人確認は規定していません。身分証明書を必須にすると、持っていない有権者の選挙権を制限することになります。
日本の選挙制度は悪意が介在し得ることを前提としておらず、法に沿った手続で公正さを担保しています。引き続き、公正・適正な選挙管理に努めます。
岡川大記議員
選挙の正当性を信じるという精神論から脱し、デジタル技術などで不正を構造的に排除する仕組みへ転換してください。
