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議員の質問

行財政に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

下山芳男議員4 / 31

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2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

往復はがき限定をなくせますか

そのべせいや議員が「往復はがき限定をなくせますか」について質問しました。

そのべせいや議員
区のイベントには、申込みが往復はがきだけ、または往復はがきとファクスだけのものが30件以上残っています。区広報のアンケートにも、費用や手間がかかる、高齢者向けにもQRコードを付けてほしい、オンラインで応募したいとの声があります。60歳以上を対象とする催しでも、往復はがきだけに限るのは非合理です。総合支所とDX推進担当部は見直しませんか。
玉川総合支所長
まちづくりセンターや区民センターの催しは、区民のボランティアで構成する運営協議会などが主催し、対象年齢に応じて往復はがき、電話、ファクス、LoGoフォームなどを使っています。人気講座で抽選が見込まれる場合などに、往復はがきだけとする例があります。 手段を増やすと受付が複雑になり、主催団体の負担が増える可能性がありますが、参加者の増加も期待できます。効果的な方法を検討して主催者と協議し、可能なものから実施します。
DX推進担当部長
手続のオンライン化を進め、オンラインカバー率は向上しましたが、業務上の理由で申請手段を制限するものが一部残り、さらにオンライン化が必要だと認識しています。 多様な申請方法を確保し、誰も取り残さないサービスを目指します。オンラインで受け取ったデータを庁内で活用しやすくする仕組みも検討し、各所管のオンライン化を後押しします。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

イベント情報を見つけやすくできますか

そのべせいや議員が「イベント情報を見つけやすくできますか」について質問しました。

そのべせいや議員
区公式サイトのイベント一覧を、1日単位の文字表示から、カレンダーのような月表示に改善していただいたことは評価します。しかし、2025年10月第2週から翌年3月第1週まで、同じ長期イベントが約5か月にわたり上位5枠を占めています。ジャンル、対象、地域で絞り込むか、さらに深いページを開かなければ、ほかの多くのイベントが見えません。 区が伝えたい情報だけでなく、区民の「知りたい、行きたい」に応えるため、通期イベントなどの掲載方法を整理し、同じ情報が何週間も上位を占める状態を改善できませんか。
広報広聴課長
イベントカレンダーでは、ジャンル、対象、地域、キーワードで検索でき、各課のイベントページを一覧できます。今回の原因の一つは、メンバー募集など本来は「お知らせ」に載せる情報が「イベント」として作られたことです。イベント情報とお知らせ情報の区分を改めて整理して各課へ周知し、必要な情報を分かりやすく伝えられるよう工夫します。
そのべせいや議員
よろしくお願いします。
そのべせいや議員
4月から、東急が運営するオンラインプラットフォーム「ツクリテ」と協定を結び、区内の地域活動やイベントの参加者、担い手、運営側の人を募集する予定です。ツクリテには民間と区のイベントが載り、写真や動画も使えるため、区公式サイトより直感的に内容が伝わります。 告知手段を別々に運営せず、区公式サイトから詳しいツクリテのページへ案内したり、区が後援するイベントをツクリテとイベントカレンダーの両方へ載せたりして、情報を深く広く届けられませんか。
広報広聴課長
区ホームページは区主催のイベントや事業を掲載し、ツクリテは区、民間事業者、活動団体などが地域の担い手を募集する情報を載せます。令和8年度の本格実施へ向けて準備中です。区ホームページの事業ページからツクリテの担い手募集ページへリンクするなどの運用方法をまとめ、全庁へ周知します。それぞれの利点を生かし、効果的で分かりやすい情報発信を進めます。
そのべせいや議員
よろしくお願いします。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

スマホ相談を必要な人へ広げますか

そのべせいや議員が「スマホ相談を必要な人へ広げますか」について質問しました。

そのべせいや議員
2024年9月に新しくなった区公式サイトは、目立つ位置にオンライン相談を掲げています。掲載された7相談のうち、実際に双方向で行えるのは、LINEのDV相談、メタバースのほっとルーム、妊活・不妊治療相談、がん相談、ネウボラ面談、子育てオンライン相談の6つです。 まちづくりセンターのオンライン相談は、2024年10月から約1年で28か所合計6件にとどまり、相談のため窓口へ行くという矛盾があります。小さな子どもがいて移動しにくい人に加え、世田谷に住む家族の介護について、区外、遠方、海外の親族が相談する需要もあります。必要性の高い相談を、スマートフォンのビデオ通話やチャットなど、区民が自然に想像する形で利用できるよう見直せませんか。
DX推進担当課長
まちづくりセンターの福祉の窓口をはじめ、スマートフォンなどで利用できる相談が複数あります。小さな子どもがいて区役所へ行きにくい人や、遠くから家族の介護を相談したい人にオンライン相談は非常に有用です。支援が必要な区民にこれまで以上に寄り添えるよう、関係所管と連携して改善を検討します。
そのべせいや議員
現在の相談体制も見直してください。例えば「せたホッと」の子ども向けオンラインフォームは、返信先のメールアドレスが必須です。メールがなければ、電話、ファクス、はがき、現地訪問しかありません。小中学生にはタブレットを貸しているのですから、ブラウザ上のチャットなど、対象者に合った相談方法を想像して整えてください。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

議員バッジの再交付を見直しますか

そのべせいや議員が「議員バッジの再交付を見直しますか」について質問しました。

そのべせいや議員
都議会議員バッジは、1個当たりの価格が2021年の1万2,980円から昨年は4万7,355円へ約3.6倍となり、総額も171万円から625万円へ450万円増えたと報じられました。金価格は4年間で約2.7倍です。 世田谷区議会議員バッジは純銀の金張りです。銀価格も、2020年までは最高1グラム129.8円でしたが、2025年後半には200円を超え、今年1月は486.4円、本日も474円で、2023年の4倍強です。世田谷区議会議員バッジの単価と総予算、作成の根拠となる規程を教えてください。
区議会事務局次長
議員記章は「世田谷区議会議員証及び議員記章に関する規程」に基づいて交付しています。今年度の作成費用は1個当たり税込み8,580円、総額42万9,000円です。
そのべせいや議員
規程に書かれているのは、議員の任期の初めに交付することまでですか。
区議会事務局次長
規程では任期の初めに交付すると定めています。ただし、布地が剥げるなど傷みが目立ちやすいため、任期の初めと中間年に交付しています。
そのべせいや議員
世田谷区議会では任期の初めだけでなく、任期の半ばにもバッジが交付されます。3回当選した私も計6個を受け取りましたが、新しいバッジを箱から出さず保管している議員もいるのではないでしょうか。銀価格が高騰する中、現在の約8,000円から1.5倍、2倍へ上がる可能性もあります。 議員の身分証明は、バッジではなく、顔写真入りの議員証が担います。庁舎ではICカードキーと議員証を首から下げており、本人確認には顔写真やICチップのほうが適しています。バッジの役割は、今後、主に議員の品位を保つことになります。 都議会や他自治体では、レプリカを希望者が自費で買える例があります。世田谷区議会も、少なくとも規程どおり任期の初めだけ交付する運用へ戻すべきです。まず議会として総意をまとめる必要があります。数十万円であっても次世代への投資へ回せるよう、続きは議会制度研究会で検討したいです。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

行政手続を最初からデジタルにできますか

そのべせいや議員が「行政手続を最初からデジタルにできますか」について質問しました。

そのべせいや議員
世田谷区DX推進方針の改定案とDXロードマップ案では、2025年のオンラインカバー率は92.8%で、今後はカバー率だけでなく利用率の向上も課題とされています。一方、行政経営への移行実現プラン改定案には、2027年度まで手続項目を増やすとの記載だけで、期限や数値目標がありません。 区のウェブページでは、昨年9月末の92.8%を今年度末に95.3%へ上げる予定としています。今年度末の見込みを教えてください。
DX推進担当課長
年度内に目標を達成することは難しく、今年度末は93%を少し超える程度になる見込みです。
そのべせいや議員
今の93%は、区がいう「手続総数」を母数にした数字です。全3,321様式を母数にすると、オンライン化済みと予定を合わせても1,367件、41.2%だけで、58.8%は検討の対象にもなっていません。期限と目標数値を改めて掲げてください。来春の区長選でも、どなたかがこの問題を争点の一つにしてほしいと考えます。「頑張る」だけでは現実は変わらないため、個別の手続も確認します。 似た名称の契約書、精算書、交付・助成申請、口座振替依頼書、報告書でも、部署によってオンライン化の対応が大きく違います。件数の多い手続は多くが対応済みですが、少ないものは、オンライン化予定の有無が部署ごとに分かれています。今後オンライン化を目指す手続と、予定がない手続の違いは何ですか。
DX推進担当課長
対象者が広く、受付件数が多い手続は、利便性と事務効率化のため、おおむねオンライン化できました。一方、対象者が限られるもの、対面確認が必要なもの、制度やシステム上の制約があるものは、現時点でオンライン化が困難です。 紙の申請もAI-OCRやRPAでデジタル化し、一定の成果を上げています。手続の特性に応じ、区民サービスの向上と業務効率化を両立するデジタル化を進めます。
そのべせいや議員
書面だけを受け付け、今後もオンライン化予定がない手続は、都市農業課87件、生活福祉課84件、住宅課102件、工事第一課13件です。保育課、都市デザイン課、こども家庭支援課、地域生活安全課、生涯学習課では、9割以上の手続にオンライン化予定がありません。 政策経営部は44様式中43、財務部は87様式中76が対応済みまたは予定です。一方、危機管理部は44様式中、対応済み3、予定2、予定なし39です。予定なしの割合は、危機管理部88.6%、都市整備政策部88.0%、保健福祉政策部85.1%、経済産業部82.6%、教育政策・生涯学習部80.1%で、五つの領域に広がっています。危機管理部は、今後もオンライン対応を広げることが難しいのですか。
災害対策課長
危機管理部では、受付数が多い自動通話録音機対応申請書などをオンライン化しています。既に予定している申請に加え、受付数が少ない申請も、可能なものから順次オンライン化します。
そのべせいや議員
ぜひ進めてください。
そのべせいや議員
請書・請書兼請求書は12万9,000件で、全手続件数の1.5%です。オンライン化予定がない手続の中では、個人番号カード紛失・廃止届などに続き2番目に多いものです。同じ経理課が扱う契約書はオンライン化予定で、「請求書」と名のつく手続の3分の1超も対応済みまたは予定です。請書・請書兼請求書もオンライン化できませんか。
経理課長
昨年10月から工事請負契約へ電子契約を導入し、約30件を締結しました。円滑に運用できているため、次年度は経理課と教育総務課が扱う物品・委託契約などの一部へ広げる予定です。 規程、マニュアル、契約書類の電子化、ファイル管理方法を丁寧に整える必要があります。物品・委託契約は件数も事業者も多く、運用の見直しや事業者が制度に慣れる期間も必要です。対象は段階的に広げ、将来は請書などを扱う全所管課の契約にも導入を目指します。
そのべせいや議員
早期に進め、業務を効率化してください。
そのべせいや議員
オンライン化は申請者の利便性だけでなく、区がデジタルで受け取り、業務を効率化するためにも必要です。パソコンで作った書類を印刷して提出し、区が物理的に保管したり、改めてスキャンしたりする工程を省けます。 施設入館時の受付や物品の受渡しなど、手書きが適する場合もあります。一方、民間ではスマートフォンによる注文やチケット購入が一般化しています。区の施設も省力化、無人化を進めざるを得ません。現地で行う手続も含め、スマートフォンやタブレットを使い、手続の入り口からデジタルで完結する方向へ変えるべきではありませんか。
DX推進担当課長
スマートフォンやタブレットで手続の入り口から受け付けることは、効率化に非常に有効です。一方、オンライン化した手続でも、紙の申請を併せて受け付ける必要があります。 オンライン化条例に基づき、電子データで受け付けた申請は電子文書として管理します。紙の申請書類は、決裁後も文書管理規程などに従って一定期間保存する必要があります。こうした運用の見直しや電子化を関係所管と進め、手続の入り口からデジタル化した効率のよい区民サービスを目指します。
そのべせいや議員
東京都も1万1,000円を使って様々な手続の窓口をスマートフォンへまとめようとしています。この支出が単なるばらまきではなく、コスト削減につながるよう、世田谷区も東京アプリとの連携を進めてください。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

退職代行を減らす職場にできますか

そのべせいや議員が「退職代行を減らす職場にできますか」について質問しました。

そのべせいや議員
世田谷区役所の職員が退職代行を利用した実績はありますか。
人事課長
退職に当たり、退職代行会社を利用した職員は数件います。利用した理由は分かりませんが、所属長へ直接言い出しにくい気持ちもあると推察します。悩み事を相談しやすい、風通しのよい職場づくりに取り組みます。
そのべせいや議員
副区長は、心理的安全性の高い職場をつくると答弁してきました。職員が退職代行を使っている状況を知っていましたか。
副区長
退職代行で辞める職員がいることは聞いていました。職場の信頼関係が以前より薄くなったためか、退職代行が社会で広く使われるようになったためかまでは把握できていませんが、状況が大きく変わったと感じています。
そのべせいや議員
複数の転職サイトにある世田谷区役所の口コミ約1,100件を確認しました。主な不満は、前例踏襲や進まないデジタル化、専門スキルや持ち運べるスキルが身につかないこと、働かない中高年への高待遇と一部職員への仕事の集中、古い働き方です。転職を考える人の投稿であることを差し引いても、若手、中堅から見た実態に近いと感じます。 デジタル化とAI化が進み、年数だけで仕事への貢献を測ることが難しくなっています。やりがいや意欲という曖昧な話ではなく、報酬や職場環境を大きく変えなければ、この流れは止められません。2026年4月には、民間企業と同じ方式の早期SPI枠で採用された職員が入庁します。すぐに見切りをつけて退職しない職場へ更新してください。

2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

職員の規律で区民の信頼を守れますか

下山芳男議員が「職員の規律で区民の信頼を守れますか」について質問しました。

下山芳男議員
烏山総合支所生活支援課での生活保護費の漏失や、道路・交通計画部管理課での釣銭不足など、金銭事故が続いています。直接関係するとは限りませんが、年間を通したノーネクタイなどの中で、職員か来庁者か分からない服装や挨拶の緩みがあり、その積み重ねが重大事故につながるとも感じます。職員規律をどう考えますか。
区長
金銭をめぐる事故が続いていることを申し訳なく思います。区は2025年度から、節電と温暖化防止のため通年でクールビズ、ウォームビズを実施し、気候や体調に応じ各職員が判断しています。ただし、式典などのTPO、区民に不快感を与えない清潔感、公共窓口に立つ者としての配慮が必要です。挨拶や服装の緩みは行政への信頼を損ないかねません。一部の緩みで組織全体の評価を下げないよう、職員に自覚ある判断を求めます。
下山芳男議員
緊張感のある執務態度を徹底してください。

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2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

会派の意見を政策に反映しますか

下山芳男議員が「会派の意見を政策に反映しますか」について質問しました。

下山芳男議員
民間空襲等被害者見舞金について考える前提として、区長は昭和20年7月10日の仙台空襲を家族から聞いたことがありますか。
区長
私は昭和30年生まれで、戦後10年ほどの時期から、父が屋根に上って焼夷弾の火を毛布で消したこと、父の同級生の多くが出征して帰らなかったこと、母が女子学生として横須賀の軍需工場へ行ったことなどを、食卓で何度も聞いて育ちました。
下山芳男議員
戦争の悲惨さは次世代へ伝える必要があります。私たちは見舞金そのものに全面反対ではありませんが、支給条件が限定的で1回限り、金額も妥当と思えず、会派として条例案に反対しました。 「ずっと、世田谷。」も、定住支援や親族の近居、三世代住宅への支援には賛成ですが、会派が求めてきた内容から離れ、金額も不十分です。二つの政策は「仏作って魂入れず」ではありませんか。各会派の意見を吟味し、政策づくりに生かしてください。
区長
空襲被害者への見舞金は、戦後80年を経て被害に遭った方へ見舞いの気持ちを示すもので、国が行う補償とは別です。他自治体の事例や様々な意見を踏まえて設計しました。 多世代の近居・同居支援は令和7年度に予定件数を超え、補正予算で拡大しました。同居、新築・改築、転居、賃貸、住宅購入も対象となりました。令和8年度は対象を子育て・若者世帯へ広げ、「ずっと、世田谷。」の定住応援・住み替え応援事業として展開します。住宅価格全体を賄う制度ではなく、「応援」に重点を置いています。 庁内で議論して実施を判断しました。事業目的を確実に達成し、区議会の意見や指摘も受け止め、区長の責任で取組を発展させます。

2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

学校改築の財源を将来まで示せますか

中里光夫議員が「学校改築の財源を将来まで示せますか」について質問しました。

中里光夫議員
学校施設整備基金へ積み続けていますが、必要額、基金・区債・一般財源の使い方、福祉など他のサービスへの影響が区民に示されていません。国庫補助も予算不足で採択されにくく、工期延長で対象外となり、危険になる前の計画的改築は対象にならないなど使いにくい制度です。本庁舎整備のように学校改築の財政見通しを示し、国へ制度改善と予算増額を求めませんか。
政策経営部長
公共施設等総合管理計画の将来経費シミュレーションで、基金と特別区債の残高推移を含む見通しを示し、建築単価上昇を反映して2025年2月に更新しました。2046年度までに築65年となる小中学校は63校で、年3校の改築が必要です。幼稚園などを含む教育施設改築費は4,500億円超の見込みです。2026年度末の義務教育施設整備基金は、補正で約96億円を積み、約470億円となる見込みです。基金と区債を計画的に使い、国と都へ財政支援拡充を強く求めます。
中里光夫議員
公共施設全体ではなく、その半分強を占め、専用基金もある学校施設として見通しを示してください。1校当たりの改築費が急騰する中、大量改築の危機感と必要性を区長自ら示し、国へ予算増額を求めませんか。
区長
学校改築の対象は60校を超え、使える施設はリノベーションも検討します。就任当時は1校約25億円、後に40億円で驚きましたが、今は80億円、100億円超もあります。基金470億円を積んでも、年3校の改築は財政状況によって厳しくなります。別の土地を借りて仮学校とする手法も検討していますが、国制度はこの需要に合わず、高騰する仮設校舎などへの補助も十分ではありません。文部科学省を中心に、区長会を通じて働きかけます。
中里光夫議員
大量の学校改築を抱える世田谷の現状を、社会へ明確に発信して進めてください。

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2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

学校改築の国庫補助を改善しますか

中里光夫議員が「学校改築の国庫補助を改善しますか」について質問しました。

中里光夫議員
区の公共施設床面積の54.9%を学校が占め、築65年を迎える学校は2028年に5校、その後も年3校、5校と続き、2033年には8校へ集中します。区の年3校改築はぎりぎりのペースですが、財政見通しが十分示されていません。新年度予算では小学校建設費19億円に国庫補助2,300万円、1.2%、中学校48億5,000万円に約2億4,500万円、約5%です。新増築などへ2分の1を補助する負担金と、老朽化・防災対策などへ2分の1から3分の1を補助する交付金がありますが、改築はIs値0.3未満の危険な建物や複合化などに限られます。計画的改築の補助を獲得できていますか。
教育環境課長
負担金は面積不足を解消する新増築や統合に伴う新増築などが対象です。交付金には危険改築、大規模改造、給食施設、防災強化などがあり、危険改築では耐力度調査が必要で、対象期間が限られる項目もあります。2024年度までは申請件数に対しほぼ100%取得しましたが、今年度は約12%です。
中里光夫議員
危険になるまで放置するか、公共施設を統合するときだけ補助するような制度ではなく、計画的改築にも国が支援すべきです。工事が3年以内でなければ対象にならず、採択の内定も遅いと聞きます。手続は円滑ですか。どのような課題がありますか。
教育環境課長
負担金は債務負担が3年までです。週休2日制に相当する4週8休、遮熱対策、解体と改築の一括発注で工期が延びると、期間内の完了が難しくなります。原則として設計完了時期が採択順位へ影響し、補正予算で採択される可能性があっても、内定まで契約を待てず申請を継続できない場合があります。
中里光夫議員
国の交付金当初予算は2024年度177億円から2025年度62億円へ115億円減り、年度当初の採択保留は992件から3,699件へ約3.5倍に増えたとの国会答弁があります。後の補正採択では、自治体は工事を遅らせるか、補助なしで進めることになります。大量の老朽校を計画的に更新できるよう、国の教育予算増額と、実際の工期に合う制度への改善を求めませんか。
教育環境課長
区は採択検討の対象となるよう設計時期を調整し、設計を着実に進め、工事の発注時期や方法も工夫します。国の補助項目と手続日程を注視し、補助を最大限活用して改築します。国への要望や補助金説明会など、機会を捉えて意見を述べます。
中里光夫議員
大量の学校改築を抱える世田谷区の現状を、国へしっかり伝えてください。

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2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会

窓口の長い待ち時間を改善できますか

中里光夫議員が「窓口の長い待ち時間を改善できますか」について質問しました。

中里光夫議員
引っ越しが多い4月は区の窓口で長時間待つことが問題です。2005年、転出入を扱う出張所を27か所から7か所へ集約して以降、区役所や総合支所へ長い列ができました。マイナンバーカードの普及率は約8割で、約1億人が5年ごとに窓口で更新する制度も混雑を招きます。 標準システムは従来より窓口間の連携に時間がかかり、転入時にはカードの住所変更や、忘れた暗証番号の再設定も必要です。現在の混雑状況を教えてください。
住民記録・戸籍課長
3月に入り、曜日や天候で差はあるものの、総合支所のくみん窓口と出張所は徐々に混み始めています。転入・転出が増える3月最終週から4月第1週にかけて、一年で最も混雑する時期を迎えます。
中里光夫議員
根本的な解決は窓口の分散です。現在のまちづくりセンターでもDXを使って転出入などを扱えるようにすべきです。ただし、事業者も区も全国一斉のシステム標準化へ人員を割いており、実現には時間がかかると考えます。 それまでの間、川崎市のようにカフェのクーポン、展望フロア、キッズスペース、庁舎の謎解き、周辺施設のまち歩きなどを用意し、長い待ち時間を有効に楽しく過ごせませんか。少なくとも本や雑誌を読めるようにしてはどうでしょうか。
住民記録・戸籍課長
2月から5月までコンビニ交付手数料を10円に下げ、「区のおしらせ せたがや」で来庁不要の手続を案内し、窓口を分散して待ち時間を短くしています。待つ環境の整備も重要です。 10月に新庁舎へ移る世田谷総合支所くみん窓口では、座席と呼出しモニターを増やし、表示を分かりやすくします。スマートフォンで待ち状況を確認し、窓口を離れて展望フロアやカフェ・レストランを利用できる案内も工夫します。 狭い出張所などで同じ対応をするのは難しいものの、来庁者の動線を確保し、紹介された事例も参考に関係所管と改善します。
中里光夫議員
庁舎に長く滞在する人が退屈せず、機器から様々な情報も得られるよう、待ち時間の過ごし方を工夫してください。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

福祉システムで仕事を改革できますか

中里光夫議員が「福祉システムで仕事を改革できますか」について質問しました。

中里光夫議員
せたがやDXロードマップ案は積極的ですが、区の情報システムをどこからどう変え、3年後の姿を実現するのかという裏づけが見えません。職員の事務やメールを担う基盤システムと、住民サービスを担う基幹システムがあり、国の標準化は後者が対象だと理解しています。 法律では今年度末までの移行とされましたが、全国で一斉に5年で入れ替える計画は困難で、多くの自治体が期限に間に合いません。世田谷区の標準化はどこまで進んでいますか。
DX推進担当部副参事
対象18業務のうち、住民記録、税務、介護、就学、国民年金、選挙、戸籍など10業務は昨年度から今年度までに移行を終えました。全国的な事業者の人員不足を受け、今年度中に移行できない特定移行支援システムは、令和12年度末が新期限となる見込みです。 区は早期移行を目指し、令和8年度に障害者福祉、健康管理、後期高齢、令和9年度に生活保護の各システムを移行する予定で取り組んでいます。
中里光夫議員
十分なテスト期間を取り、現場に無理をさせず確実に移行してください。今後の保健福祉系はさらに難しい課題があります。標準化で区独自施策ができなくなったり、サービスが低下したりしてはいけません。従来の業務水準を守りながら、標準機能にない区独自機能を外側へ加える作業をどう進めますか。
DX推進担当部副参事
現行機能と標準機能の差を洗い出す「フィット・アンド・ギャップ」を行っています。差があれば、業務の流れを見直し、EUCツールでデータを抽出して現行機能を補います。 障害者福祉、健康管理、生活保護は複数事業者が構築を担うため、差を埋めることが安定稼働に重要です。複数事業者に対応するEUC機能、システム間のデータ連携、標準化で扱えない要件を補う外づけシステムの開発を検討し、円滑な移行を進めます。
中里光夫議員
EUCツールとは、標準システムからデータを抜き、外側のシステムで処理するものですか。
DX推進担当部副参事
標準システムのデータベースからデータを柔軟に抽出し、少し加工して活用することを、標準システムの機能の外で行うイメージです。
中里光夫議員
標準システムと周辺システムを新しくするなら、従来の仕事をそのまま続けるのではなく、仕事の進め方も変える必要があります。障害と高齢などが重なる複雑な相談では、多様な福祉サービスへつなぐ仕事が増えます。紙やファクスが残る現場で、職員の事務負担を減らし、区民のもとへ行ける人を増やすことが求められています。福祉系システムの将来像をどう考えますか。
DX推進担当部副参事
福祉系の標準準拠システムへの移行に加え、保健福祉総合情報システムなど標準外システムも見直す必要があります。DXロードマップ案にも、従来の業務の流れを見直し、最適化した業務にシステムを適用してDXの効果を最大化することを掲げています。 一方、個人情報、要配慮情報、機微情報を多く扱うため、情報セキュリティーは最重要課題です。その課題を乗り越えながら連携を考え、ペーパーレス化や仕事をしやすい運用に向け、使いやすいシステムへの見直しを検討します。
中里光夫議員
国仕様の標準化は着実に進めるしかありませんが、その周りに世田谷独自の仕組みをどう作るかが問われます。皆の知恵を集めてよいシステムを作り、具体的な姿を示してください。

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