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議員の質問

行財政に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

羽田圭二議員21 / 31

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

公契約の賃金を職種別に決めますか

藤井まな議員が「公契約の賃金を職種別に決めますか」について質問しました。

藤井まな議員
4月から業務委託契約の労働報酬下限額を時給1,610円にすることは評価しますが、高卒初任給の時給換算額へはまだ道半ばです。公契約適正化委員会と労働報酬専門部会でどんな議論がありましたか。現在の高卒初任給の時給換算額、これまでの議論、区の今後の考えを伺います。
経理課長
区職員の高卒初任給に期末・勤勉手当相当額を加えた額を中期目標に設定し、段階的に引き上げてきました。今年度の中期目標は時給2,170円です。一度に上げると事業者の負担になるため、5年で目標へ到達することとし、今回は前年より150円上げて1,610円にするとの意見が専門部会から示されました。区はその意見を尊重し、財政状況も考えて同額に決めました。 今後は特別区人事委員会勧告で目標額が変わる可能性もあります。来年度の額が出た段階で委員の意見を聴き、財政状況も考えて決めます。
藤井まな議員
2,170円という目標は分かりやすく、議論の経緯も含めて情報を分かりやすく示す必要があります。 物価上昇を上回る賃上げには、業種ごとに最低賃金を決める特定最低賃金の考え方もあります。区の公契約でも、職種別の労働報酬下限額を導入できないでしょうか。
経理課長
現在は、まず全職種が共通の中期目標に到達することを目指しており、公契約適正化委員会も同じ認識です。職種別の下限額は、今後、委員会の意見を聴きながら検討します。
藤井まな議員
行政が賃金に影響を与えられる点は重要です。持続可能な賃上げを考え、経済分野の所管とも共有してください。世田谷区の中小企業にも考え方を広げ、機運をつくる環境を整えてください。

2026.3.5 提出@令和8年3月 予算特別委員会

再任用職員の賃金格差を直せますか

羽田圭二議員が「再任用職員の賃金格差を直せますか」について質問しました。

羽田圭二議員
物価上昇を上回る賃上げが進まず、実質賃金が下がる中、正規と非正規、男女、定年前後などの賃金格差が課題です。名古屋高裁では、定年後の再雇用者の基本給が退職時の60%以下だったことをめぐり、会社に損害賠償を命じる判決もありました。区の再任用職員について、給料と一時金は定年前の職員の何割ですか。
総務部長
再任用職員の給料月額は職務の級ごとに一律で、60歳時点の平均月額と同じ職務同士で比べると、行政系の主任・係長、技能系の技能主任・技能長はいずれもおおむね7割です。管理職も、60歳で役職定年となった後に課長級同士で比べれば7割です。 期末・勤勉手当の年間支給月数は、定年前の職員が4.9月分、再任用職員が2.6月分です。これを含む年収では、主任は6割を少し下回り、その他の職務給は6割を超えます。
羽田圭二議員
6割を下回る部分は是正すべきですが、6割を超えていればよいわけでもありません。特に管理職が退職後も管理職に就く場合、仕事内容に比べて賃金の落差が大きいのではないでしょうか。同一労働同一賃金の視点から、再任用職員と正規職員の賃金格差をなくす方策を考えるべきです。区の見解を伺います。
総務部長
定年延長で60歳を超えた職員の給与を約7割とする水準は、民間の実情を踏まえた国家公務員の取扱いや特別区人事委員会の意見に基づき、二十三区の統一基準として決められています。再任用職員の給与も、制度導入時の民間の再雇用者の状況を踏まえたもので、国や他団体も同様の水準だと認識しています。 国は7割とする措置を当分の間とし、定年延長制度が完成する令和13年3月末までに、60歳前後の給与制度に必要な措置を順次講じる検討項目を改正法に定めています。統一基準の給与制度を世田谷区だけで見直すことはできません。知識と経験の豊かな高齢期職員が活躍できる勤務条件は重要な課題であり、国や民間の動向を見ながら適切に対応します。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

公契約条例は賃金と経営を改善しますか

羽田圭二議員が「公契約条例は賃金と経営を改善しますか」について質問しました。

羽田圭二議員
公契約条例によって、事業者の経営や労働者の賃金はどの程度改善しましたか。区内で同じ業種、職種に就く労働者の賃金へ、どの程度効果が広がったと捉えていますか。
経理課長
労働報酬下限額は、区職員の高卒初任給に期末・勤勉手当相当額を加えた額を中期目標としています。高卒初任給は、23区内の民間企業の給与水準を踏まえて決めており、客観性と妥当性があると認識しています。下限額が守られることで、受託事業者の労働条件が改善し、経営や賃金水準にも一定の改善効果が期待できます。 区内の同業、同職種の賃金への波及効果を直接検証することは困難です。ただし、受託事業者だけでなく、区内で同種の仕事に従事する労働者の賃金水準にもよい影響を与える可能性があると認識しています。
羽田圭二議員
労働者だけでなく、事業者の経営改善への効果も把握する必要があります。条例によって、業界や事業者はどのような利点を得ていますか。中小企業の経営や経営環境の改善について、把握していることを教えてください。
経理課長
公契約条例は、事業者の経営環境と労働条件を改善し、公契約業務の質を高めることを目的としています。区は条例の周知と理解を進めてきました。一方、中小企業からは、日々の業務に追われ、労働条件の整備や法令遵守への対応が後回しになりやすいとの意見があります。 チェックシートの運用改善、労働条件調査の件数拡大、社会保険労務士による研修会などで、適切な労働環境の確保を支援しています。労働報酬下限額は、人材確保に向けた賃上げを後押しし、経営の安定と働き手の定着にも一定の効果があると考えています。今後も、持続可能な公共サービスにつながるよう支援します。
羽田圭二議員
経営改善を担う他の所管とも連携し、中小企業への支援を同時に考える必要があります。労働報酬下限額どおりの賃金が実際に支払われているか、どのように確認していますか。
経理課長
契約時のチェックシートと事業後の労働条件調査などで、下限額の遵守を確認しています。昨年度のアンケートでは、労働者の97%から、下限額以上の賃金が支払われているとの回答があり、一定の遵守状況を確認できました。 今年度は、条例の理解と適正な運用を進めるため、公契約適正化委員会へ諮問しており、来年度に答申を受ける予定です。調査、確認と答申内容を生かし、下限額が守られるよう取り組みます。
羽田圭二議員
公契約条例と入札要件の改善を十分に活用し、中小企業の経営と働く人の労働環境の改善につなげてください。

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

代執行費は不要なら減額しますか

羽田圭二議員が「代執行費は不要なら減額しますか」について質問しました。

羽田圭二議員
恵泉通りは、災害時の道路確保と安全のために必要です。区長は令和10年度の完成を目指し、道路の安全性や環境への配慮も含めて当事者と対話を続けると答えています。来年度予算には行政代執行の費用が計上されていますが、代執行ではなく対話による解決を目指すべきです。自主的な土地の明渡しで解決した場合は、速やかに補正予算を組み、代執行費を減額する必要があるのではありませんか。
財政課長
金額にもよりますが、使わなくなった予算は減額補正することを基本に考えています。

2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

行政のオンライン窓口を一つにできますか

おぎのけんじ議員が「行政のオンライン窓口を一つにできますか」について質問しました。

おぎのけんじ議員
昨日の区長答弁では、せたがやPayを行政のデジタル基盤にするには課題が多く、東京アプリも並行して検討するとの考えが示されました。しかし、公式資料には東京アプリの推進が書かれ、せたがやPayを行政基盤へ発展させる検討はDX方針から外れています。東京アプリを公式方針へ入れ、せたがやPayを省いた理由と庁内での議論を教えてください。
副区長
行政のオンラインサービスには、手続、相談、施設や面談の予約、情報検索、生成AIのチャットボットなど幅広い機能があります。現時点で一つを主要なプラットフォームと決める段階ではないと考えます。 何もせず待つのではなく、まず個々の手続や相談などの機能を作ることに力を入れます。DXロードマップの取組1―3で触れた東京アプリは、個々の機能へつなぐ入り口の一つです。プラットフォーム全体は、取組1―1のオンラインサービス拡大の中で議論し、整理します。
おぎのけんじ議員
区民と行政のオンライン接点は、少なくまとまっているほどよいと考えます。せたがやPayは50数万回ダウンロードされ、機能を拡張する余地もあります。課題を直視して乗り越えようとせず、東京アプリへ逃げているように私には見えます。区長や副区長がDXを束ねる意味を示してください。 「個々の機能を作る」とは、最後に一つへ集約することを見越しているのですか。それとも、区民はサービスごとに違うオンライン窓口を使うことになるのですか。
副区長
せたがやPayを進化させる方向も選択肢の一つです。一方、それだけに集約し、相手側のトラブルでせたがやPayが止まったとき、オンラインサービスが全て止まる形にはしない考えです。 区民がしたいことを分かりやすく知り、オンライン手続へつながる大きな入り口は一つ作りたいと考えています。同時に、東京アプリなど、ほかのアプリからも入れる形にしたいです。
おぎのけんじ議員
マイナンバーカードと自治体独自アプリを連携させ、多様な市民サービスを提供する自治体は数多くあります。せたがやPayを通常の「世田谷アプリ」へ発展させ、キャッシュレス決済をその中の一サービスにすることも可能だと考えます。この視点で進めてください。

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2026.3.5 提出@令和8年3月 予算特別委員会

区のDXにせたがやPayを生かせますか

おぎのけんじ議員が「区のDXにせたがやPayを生かせますか」について質問しました。

おぎのけんじ議員
3年前、区長は2年かけて「待たない窓口」を実現すると答えましたが、現在は待ち時間が増えており残念です。今日は、せたがやPayとDX推進方針・ロードマップが政策としてつながっていない問題を伺います。 高度なデジタル基盤も、区民が使うアプリなどの接点がなければ価値を届けられません。区のDXは基盤整備を優先し、区民との接点を後回しにしているように見えます。役所内部の作業だけが楽になっても、区民が書かされ、行かされ、待たされる状態は変わりません。 一方、せたがやPayに区民認証を導入するとの報告がありました。区民かどうかだけを確認して500ポイントを付ける消極的な設計だと感じますが、資料には、区民の行動を変えるためのインセンティブ基盤、デジタルプラットフォームの特徴を生かすとの記載もあります。将来は、申請や給付を受ける区民接点の中心になると期待できます。しかし区は、法的リスクや会計処理など、できない理由を挙げ、次の段階を検討する時期に至っていないと答えています。資料と答弁が一致していません。 DX推進方針とロードマップは、区民、区、関係機関が情報や意見を交換し、地域課題に取り組むデジタル基盤を令和10年度までに構築、試行する計画です。区は東京アプリを世田谷区のサービスの入口にして「行かない区役所」を進めると説明していますが、資料にせたがやPayは一度も出てきません。経済産業部門とDX部門の縦割りが表れていると考えます。 ここからは仮説です。DX部門は、所管が異なり課題もあるせたがやPayには触れにくいと考えていたところに東京アプリが現れ、相乗りすれば時間を稼げ、議会から問われても東京都の責任にできると考えたのではないでしょうか。もしこの仮説が当たらずとも遠からずなら、区民を置き去りにし、役所の都合だけで考えたDX方針になり、結果として進まなくなると考えます。 東京アプリの担当者からは、自治体間連携の段階にはなく、自治体へのリンクやポイント連携が議論される程度で、API開発や全体の日程も未定だと聞きました。未定の東京アプリに頼れば、区の基盤と区民向けアプリの整備に時間差が生まれ、「待たない窓口」がさらに遠のきます。 せたがやPayを今後の区民接点となる中心的なアプリに据えるべきではありませんか。東京アプリに頼るのか、別の基盤アプリをつくるのかも含め、区長の考えを伺います。
区長
せたがやPayは商品券のデジタル化から始まり、商店街振興連合会が運営しています。30%ポイント還元など、複数のキャンペーンによって大きく成長し、デジタル地域通貨の中でも非常に多く使われる規模になっています。この基盤を生かすべきだという指摘はもっともです。 一方、急速に成長したため、耐久性、安全性、公金手続にはまだ課題があります。東京アプリについても、副区長を通じて東京都の担当副知事と連絡を取り、状況を確認しています。問題意識は理解していますが、実務としてどこまで区へ引き寄せられるかを、区民第一で考えます。
おぎのけんじ議員
答弁は大変残念です。続きは明日質問します。

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