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議員の質問

予算全体に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

佐藤ひろと議員6 / 9

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2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

税と予算を身近に見える化できますか

原田竜馬議員が「税と予算を身近に見える化できますか」について質問しました。

原田竜馬議員
総選挙では消費税減税が広く訴えられましたが、負担と給付を結びつけ、将来どんな社会をつくるかという丁寧な議論は交わされませんでした。財政は全ての人の生活を支える共同事業です。2022年のOECDデータでは日本の国民負担率は36か国中22位で、決して高いとは言えないのに、日本人の痛税感は北欧諸国より高いと言われます。 少子高齢化、労働人口の減少、扶助費の増大、学校改築、老朽インフラ整備で行政需要は増え、区民が求めるサービスも多様化しています。「世田谷区の住民税は高い」との声がありますが、本当に高いのでしょうか。
課税課長
個人住民税は地方税法の標準税率に基づくため、世田谷区の税率が他自治体より高いことはありません。均等割は一律年4,000円、所得割は一律10%です。課税総所得金額と控除額が同じなら、世田谷区でも他自治体でも税額は基本的に同水準です。
原田竜馬議員
独自に減税する自治体はありますが、基本は同様です。複雑な税制への誤認がSNSに広がり、税への不信や納得のなさが拍車をかけています。租税教育と、行政サービスによる生活改善が納税への納得につながります。 議会の議決だけで説明責任を果たしたとは言えません。区民に伝え、意見を聴くことが大切です。他自治体の動画広報や財政講座も参考に、区民が財政を自分事として理解できる環境を整えるべきではありませんか。
財政課長
特別区民税は区財政の主な財源であり、使い道を区民に示すことは納税への理解につながります。区民が予算や財政状況に関心を持つことは、身近な社会への関心にもつながります。 令和7年度当初予算から予算概要資料を刷新し、新規・拡充事業を中心に写真やイラストを多用したスライド形式にしました。特別区民税1万円の使われ方も示しています。予算ダッシュボードでは、グラフや表、経年比較、事業検索を使えるようにしています。提案された動画も参考に、分かりやすい伝え方を工夫します。
原田竜馬議員
基本構想や基本計画では、パブリックコメントや意見聴取で区民の声を聴き、どんな社会をつくるかを一緒に考えます。その社会像を実現する手段が毎年度の予算です。予算編成にも区民が主体的に関われる仕組みを検討すべきではありませんか。
財政課長
条例や計画の策定時に区民の意見を聴いて反映し、意見と区の考えを公表しています。予算編成では、その条例や計画に基づく事業も含め、必要な予算を精査しています。 予算編成状況の公表は慎重に考えていますが、公表している自治体や区民参加型予算を掲げる自治体もあります。他自治体を研究し、区民の声と区議会の議論を踏まえて予算を編成します。
原田竜馬議員
物価高の中で税への忌避感が強まり、過去には公務員や生活保護利用者、今は外国人へ批判が向けられていると考えます。無駄や不公正な予算は削減すべきですが、特定の誰かを責めても生活はよくなりません。税による支え合いがなければ、少子高齢社会は成り立ちません。 不信や怒りで議論する前に、社会の実情を事実として共有する必要があります。「世界がもし百人の村だったら」のように、複雑な現実を誰もが分かる言葉や図で示し、世田谷の財政と社会を見える化できませんか。
政策企画課長
「世界が百人の村だったら」は、人口構成、地域分布、教育、経済格差などを統計に基づく比喩で表したものです。特別区税1万円の使われ方も、提案の趣旨に通じます。 人口約93万人、来年度一般会計当初予算案約4,300億円という規模を身近な大きさに整えて示せば、区の実情を理解しやすくなり、区政への関心や参加にもつながると考えます。人口や財政規模だけでなく、様々な視点から世田谷を分かりやすく知ってもらう方法を検討します。
原田竜馬議員
価値観の変化により、共助で支えていたものを自助や公助で担う社会へ変わっています。経済成長を見込みにくく、所得だけで安心を買うことが難しい現在は、税負担と給付の世代間格差も指摘されています。財政によって安心を分かち合う社会がさらに重要です。税、区財政、予算を区民が身近な自分事として考えられるよう、努力してください。

2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

税金以外の収入を増やせるのでしょうか

佐藤ひろと議員が「税金以外の収入を増やせるのでしょうか」について質問しました。

佐藤ひろと議員
公園などの公共財産は、整備後も維持管理費がかかります。全てを無料で提供するのではなく、財産を有効活用して維持管理費を確保する「稼ぐ公共」の視点が、区政と区民生活を安定させるために必要です。 公金運用計画の令和7年度の計画期間は5月までですが、これまでの運用実績と、来年度以降の目標を教えてください。
会計管理者
今年度の利子収入は8億6,000万円を目標としていましたが、現時点で約9億1,000万円を見込んでいます。次年度の計画は、中期財政見通しを踏まえて今後策定します。 来年度に償還を予定する全額を改めて5年程度の債券で運用し、今年度から始めた財政調整基金も新たに一部を3年程度の債券で運用することを考えています。利子収入は今年度の見込額を超え、10億円台を目指します。
佐藤ひろと議員
予算には利子や配当による収入、資産の売却による収入などがあり、区が工夫していることは分かります。しかし、細かな部分まで含めると、稼ぐ視点はまだ十分ではありません。 社会状況が不安定な中でも、専門家の助言を受け、安全性を見ながら運用に強弱をつけ、来年度以降も積極的に運用するという認識でよいですか。
会計管理者
証券会社での勤務経験があり、大学で会計ファイナンスを専門とする特別講師から、金融状況の見通しなどについて助言を受けています。昨年度からは、地方公共団体金融機構から金利と債券価格の関係、資金運用のリスクと対応、他自治体の状況などの助言や情報も得ています。 今後も専門家や専門機関の助言を受け、安全性と流動性を確保した上で、効率的に運用します。
佐藤ひろと議員
特別区競馬組合の分配金と、区が株式を持つ世田谷サービス公社、川場ふるさと公社などからの配当金は、それぞれ幾らですか。これまで何に活用してきたのかも教えてください。
財政課長
特別区競馬組合の分配金は、組合の純利益の2分の1を目安に各区へ配られ、来年度は6億円を見込んでいます。 株式配当金は、株式会社世田谷サービス公社が来年度4,000万円、区が過去に保有して競馬組合へ無償譲渡した東京都競馬株式会社が約1,800万円で、合計5,800万円です。川場ふるさと公社からの配当収入は現在ありません。 配当金や分配金は一般財源として広く区政に活用しています。競馬組合の分配金は、競馬法の収益使途の規定に沿い、小中学校の運営費へ活用する考え方で整理しています。
佐藤ひろと議員
今後は、どの項目で税外収入が幾らあり、何に活用しているのか、一覧と進捗が分かるようにするべきです。税外収入をどの方向へ活用するかも含め、議会で十分に議論することを求めます。

2026.3.6 提出@令和8年3月 予算特別委員会

増え続ける予算を見直せますか

くろだあいこ議員が「増え続ける予算を見直せますか」について質問しました。

くろだあいこ議員
世田谷区の予算規模4314億円は高知県予算と同程度です。令和8年度予算は、国が前年度比6.2%増、東京都が5.4%増で、物価高などを考えれば一定の増加は理解できます。しかし世田谷区は7.9%増で、国や都を上回ります。増加した要因をどう考えていますか。
財政課長
令和8年度当初予算案は「次世代を育む暮らし応援予算」として編成し、前年度より317億円、7.9%増え、当初予算では初めて4000億円を超えました。 民生費は、私立保育園の運営・整備などの子ども・子育て施策と障害者自立支援給付などで133億円、7.3%増えました。総務費は、本庁舎2期棟の竣工に伴う工事や財務・人事などの内部情報システム更新で90億円、21.4%増えました。教育費は小中学校の改築・改修で42億円、10.4%増えました。 物価・人件費の高騰を業務委託費などへ適切に価格転嫁し、地域経済の好循環を生むという社会的な要請にも対応しています。
くろだあいこ議員
物価や人件費の上昇は国や都にも共通します。区独自の増加では、大規模な施設整備や内部情報システム更新の必要性は説明されましたが、膨大な数の全事業が本当に必要かを問い続ける必要があります。 区は、事業の廃止などによる一般財源削減額を28億円と示しましたが、新規・拡充事業による47億円の増加より少ない額です。28億円のうち、事業終了などが11億円、特定財源の増加が10億円で、その中には基金運用利子の増加約5.7億円も含まれます。公金運用の成果は評価しますが、予定されていた削減や収入増を並べ、努力を大きく見せたようにも感じます。 学校や公共施設に必要な支出が増え、新規・拡充事業の経常支出も積み上がります。税収が伸びても、不要な支出を減らす取組をおろそかにしてはいけません。明確な意図を持って、事業の廃止、終了、見直しを進めるべきではありませんか。
財政課長
公共施設の老朽化や物価・人件費高騰の影響が懸念される中、事業の廃止と見直しは、持続可能な財政運営に欠かせない視点です。 令和8年度の予算編成では、経常収支比率が23区の中でも低い順位にあること、今後の公共施設整備に多額の予算が必要なこと、日頃から経費を抑える必要があることを庁内に示し、危機意識を共有しました。 社会経済の変化や多様な区民ニーズを正確に捉え、必要な予算を計上できるよう、様々な視点で歳出予算の適正化に努めます。他区の担当者とも経常経費抑制の取組を意見交換し、さらにできる工夫を検討します。
くろだあいこ議員
世田谷区の経常収支比率は、人口上位4区のうち他の3区や特別区全体が令和元年より改善する一方で悪化を続け、23区内の順位も下がっています。不測の事態に必要な事業を実施できなくならないよう、他区の改善策から取り入れられるものを取り入れてください。各部署は、事業廃止や見直しにルールを設けることも含めて検討してください。

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