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議員の質問

子育てに関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

桜井純子議員8 / 18

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2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

フェアスタート基金を公平に使えますか

桃野芳文議員が「フェアスタート基金を公平に使えますか」について質問しました。

桃野芳文議員
フェアスタート事業は、寄附が積み上がって有効に使われていないことと、対象者の公平性に課題があります。現時点までの寄附額と給付額の累計、直近の年度ごとの寄附額と給付額を示してください。
児童相談支援課長
正式名称は世田谷区児童養護施設退所者等奨学・自立支援基金です。平成28年度の創設から令和8年1月末までに、寄附は累計約4億3,600万円、給付は累計約7,300万円です。令和5年度は寄附約5,500万円に対して給付約1,200万円、令和6年度は寄附約6,900万円に対して給付約1,800万円、令和7年度は1月末時点で寄附約7,900万円に対して給付1,850万円です。
桃野芳文議員
寄附と給付の差は単年度でも広がっています。資金があるなら、経済的な理由で進学を断念する人をより多く支えるべきです。 例えば、面前DVで児童相談所の対応や社会的養護を経験した後、両親の離婚によって家庭が落ち着き、世帯収入も平均程度ある若者は制度を使える一方、生活保護を受けずに母親が懸命に働くひとり親家庭で、18歳の子どもが家計を案じて大学進学を諦めようとしても制度を使えないことが起こり得るのではありませんか。
児童相談支援課長
面前DVを経験していても、両親の離婚後に親の支援を受けられる場合は対象ではありません。支援時点で親などに精神的にも経済的にも頼ることが難しい若者の社会的自立を支えるのが基金の趣旨です。 令和6年度に始めた生活保護世帯から進学する若者への給付型奨学金を、児童扶養手当受給世帯や住民税非課税世帯まで広げると年10億円超、ひとり親家庭に限っても年5億円超が必要です。基礎自治体での実施や基金の持続的な運用には限界があります。住民税非課税世帯には国の授業料減免、返済不要の奨学金、民間の奨学金などを案内し、必要な人へ情報が届くよう関係機関の連携を強めます。
桃野芳文議員
「精神的に頼れない」「経済的に頼れない」という状態を客観的に判断するのは難しく、親の世帯収入が高くても支援を受けられる人がいる一方、低所得でも対象にならない人がいます。制度が抱える矛盾について率直に答えてください。
児童相談支援課長
申請時に状況を確認し、年4回開く審査会でも対象に該当するかを確認しています。
桃野芳文議員
制度上、世帯収入は要件ではなく、寄附も十分に使われていません。特定の人には学費、パソコン、運転免許、資格取得まで支援する一方、支援が全く届かない人がいるのは不公平です。対象を広げて一人当たりの給付額を抑える方法も含め、矛盾を一刻も早く改めてください。

2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

まいぷれいすと児童館はどう連携しますか

桜井純子議員が「まいぷれいすと児童館はどう連携しますか」について質問しました。

桜井純子議員
まいぷれいすと児童館では、支援する対象と内容がどのように異なりますか。
子ども家庭課長
まいぷれいすは、生活困窮などにより家庭や地域に安心できる居場所がなく、夜を一人で過ごすなど、学習・生活習慣に課題がある中学生が対象です。登録した子どもに、居場所、学習、夕食などの生活支援、保護者を含む相談支援を包括的に提供し、子どもの貧困対策とセーフティーネットを強めます。 児童館は、妊娠期の家庭から0歳〜18歳未満の子どもまでを対象とし、誰でも自由に利用できます。遊び、相談支援、地域資源開発、ネットワークの4機能を持ち、地区の四者連携の一員として、子どもと子育て家庭が身近な地域で安心して暮らせることを目指します。
桜井純子議員
どちらも子どもの施設として多様な役割を担っています。両者はどのように連携していますか。
子ども家庭課長
まいぷれいすの利用者には、不登校や発達障害などで集団になじめず、コミュニケーションに課題があり、不特定多数の同世代がいる児童館を初めは避ける子どももいます。一人一人に寄り添い、小集団で「したい」を「できる」に変える個別支援を重ねることで、児童館やイベントの利用など、地域とのつながりが生まれつつあります。 まいぷれいすの特色を生かし、身近な見守りネットワークの拠点である児童館と連携して、複合的な困難を抱える子どもを地域で支えます。
桜井純子議員
政治・世界情勢の不安定さから経済的困窮に陥るなど、子どもの力では解決できない問題が増えるおそれがあります。各施設の力が子どもを支えることを期待します。ただし、同じ「居場所」であっても、児童館とまいぷれいすの役割を混同せず、それぞれの責任を果たしてください。

2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

虐待の連鎖を家庭支援で止められますか

みやかおり議員が「虐待の連鎖を家庭支援で止められますか」について質問しました。

みやかおり議員
大阪の二児遺棄事件を扱った映画「子宮に沈める」を見ました。母親を擁護するつもりはありませんが、母親自身も幼少期にネグレクトを受け、父子家庭になっても父へ話せる環境がなかったと知り、他人事とは思えませんでした。「よい母親になりたかった」「今でも子どもを愛している」との言葉は本心だったと考えます。母性が神話化され過ぎてはいないでしょうか。ひとり家庭は孤立しがちで、行政と周囲の支援が欠かせません。虐待を受けた当事者の一人として、虐待の連鎖を止めるため、区も全力を尽くしてください。

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2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

子どもを一人にしない支援を強めますか

みやかおり議員が「子どもを一人にしない支援を強めますか」について質問しました。

みやかおり議員
共働きやひとり親の家庭では、保護者の夜間勤務などにより、幼い子どもが長時間一人で過ごすことがあります。これは保護者の努力不足ではなく、社会的支援の不足とも考えられます。事故や犯罪だけでなく、子どもの孤立にもつながります。区は実態をどう把握し、どのような支援をしていますか。
烏山総合支所子ども家庭支援課長
共働き世帯の増加で、子どもより保護者の帰宅が遅い家庭が一定数あると認識しています。就学後はBOP、新BOP学童クラブ、児童館などを使い、各家庭が子どもと相談して放課後の過ごし方を工夫しています。 長時間一人でいるなど養育環境が心配な場合は、学校、児童館、地域住民からの通告や情報提供で子ども家庭支援センターにつながります。保護者と一緒に養育環境を考え、ひとり親ホームヘルプ、ファミリー・サポート・センター、子どものショートステイ、まいぷれいす、青少年交流センターなどを提案し、状況に応じて支援します。
みやかおり議員
一人で過ごす子どもが幼いきょうだいの世話や家事まで担い、ヤングケアラーになる可能性があります。学び、成長、心身の健康への影響をどう認識し、早期発見と支援にどう取り組んでいますか。
烏山総合支所子ども家庭支援課長
家庭の状況によって、過度な役割を担わざるを得ない子どもがいると認識しています。子どもの支援者やあんしんすこやかセンターなど地域の関係機関と顔の見える関係を築き、情報を共有しています。職員研修で認識を深め、必要に応じてヤングケアラーコーディネーターと情報を共有し、早期発見と適切な支援につなげます。
みやかおり議員
2010年7月30日、大阪で幼いきょうだいが長期間置き去りにされ、遺体で発見される事件がありました。母親も幼少期に虐待を受け、家庭の孤立と支援につながらない状況が背景にあったとされています。孤立が虐待の連鎖につながる前に、家庭の困難をどう把握し、子どもを一人にしない環境をどうつくりますか。
烏山総合支所子ども家庭支援課長
妊娠期面接と妊娠8か月の全家庭アンケートで、妊娠中から不安や困り事を把握しています。産後は、産後ケア、せたがや〇→一子育てエール、バースデーサポートを通じて、困り事を早期に把握する仕組みを設けています。 乳幼児に限らず、要保護児童支援地域協議会で支援者が日頃から情報を共有します。顔の見える関係を基礎に子どもの状況を把握し、必要な家庭を継続して支援します。
みやかおり議員
痛ましい事件の前、家庭が孤立する前に支援へつなぐ仕組みが重要です。子どもを一人にしない環境と居場所を確保し、家庭への早期支援をさらに充実してください。

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