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議員の質問

教育に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

上川あや議員27 / 32

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2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

地域と学校で学校運営を担えますか

神尾りさ議員が「地域と学校で学校運営を担えますか」について質問しました。

神尾りさ議員
世田谷区は国に先駆けてコミュニティースクール制度を導入しました。この制度の目的と意義は何ですか。
地域学校連携課長
区は2013年に全区立小中学校を地域運営学校に指定しました。法に基づく権限を持つ組織を設け、保護者や地域関係者が学校運営に参画し、地域に開かれた学校と地域の教育力を生かした児童生徒の育成を目指しています。
神尾りさ議員
保護者や地域住民は、どのような方法で学校運営へ関われますか。
地域学校連携課長
学校運営協議会の委員として、校長が作る学校運営の基本方針を承認し、学校評価にも関わります。また、地域学校協働活動の活動グループを通じ、学校や地域の課題解決と学び・育ちの充実に取り組めます。
神尾りさ議員
コミュニティースクールには、東京都の財源のまま、世田谷での勤務を望む教員を学校ごとに公募できる仕組みがあります。どのような制度ですか。
教育指導課長
一定の地区経験を満たした東京都の教員は、希望地区への異動公募に応募できます。通常は区教育委員会が面接して配置校を決めますが、コミュニティースクール公募では希望する学校へ応募し、校長が面接し、その申請を基に区教育委員会が合否を決めます。全校が対象のため、各校が必要な人材を得られます。
神尾りさ議員
北沢学園中学校では9人中9人の教員が公募で決まったと聞きます。区全体で公募により何人を採用し、この仕組みを今後どう生かしますか。
教育指導課長
今年度は、小学校の転入者266人中104人、中学校の110人中44人で、約4割をコミュニティースクール公募で確保しました。学校運営協議会へ会議体を集約し、教育の質や地域とともにある学校を熟議します。取組を区内外へ伝え、世田谷に愛着を持って長く勤める教員が集まる区を目指します。
神尾りさ議員
世田谷に愛着を持つ教員が長く子どもを支えられるよう、公募を最大限活用してください。さらに、新BOPの責任者でもある児童館長を学校運営協議会の委員にできれば、児童館や新BOPと学校の連携を強められませんか。
地域学校連携課長
新体制の学校運営協議会は、学校経営の目標や課題を検討し、地域と学校がともに運営する熟議の場です。委員は8人程度を基本とし、各校の実情に応じ14人まで任命できます。一部の学校は児童館長へ参加を依頼しており、その事例を共有して連携強化を進めます。
神尾りさ議員
保護者や地域が町の学校をともに運営し、子どもを皆で育てる意義を共有して、各地域ならではの学校づくりにつなげてください。

2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

標準服は本当に自由に選べますか

上川あや議員が「標準服は本当に自由に選べますか」について質問しました。

上川あや議員
区立中学校の標準服は、学校が勧める服装ですが、着用は義務ではないと説明されてきました。全ての区立中学校でこの考えに変わりはなく、着ない生徒も学校生活で不利益を受けないと考えてよいですか。
副参事
標準服は学校が勧める服装ですが、着用を義務づけていません。着ないことを理由に不利益を受けないよう、学校は一人一人の状況に応じて丁寧に対応していると認識しています。この考えが生徒と保護者へ適切に伝わるよう、必要に応じて学校と情報を共有します。
上川あや議員
制服、体操服、上履きなどを入学時にそろえると10万円を超え、成長による買替えで負担がさらに増えるとの要望書が出ています。実際の金額を教えてください。
学務課長
標準服は上着、夏冬用ボトムス、ワイシャツ、ネクタイまたはリボンを含めて平均約6万6,000円です。体育着はジャージとシューズを含めて平均約2万4,000円で、合計約9万円です。予備のワイシャツや体育着など、購入数によっては10万円を超える場合もあります。
上川あや議員
標準服は義務ではなく、体育着や上履きも学校指定品以外の市販品を使えると、区教育委員会が保護者へ回答したと確認しました。この説明に誤りはありませんか。
副参事
誤りはありません。
上川あや議員
指定品を買わなければ通学できないとの受け止めが広がっています。標準服は任意で、体育着や上履きも市販品を使えることを学校で徹底し、生徒と保護者へ分かりやすく知らせませんか。
副参事
標準服は生徒と保護者が選ぶもので、購入も着用も強制ではなく、選択肢の一つです。一方、経済面や利便性を理由に設定している面もあるため、利点も丁寧に説明します。体育着や上履きに市販品を使えることも説明するよう、学校を指導します。
上川あや議員
標準服以外を希望する理由を毎回尋ねれば、傷や身体への悩み、性別への違和感、家族の宗教など、センシティブな情報の開示を迫ることになりかねません。理由を問わず別の服装を選べるよう、学校を指導すべきではありませんか。
副参事
学校生活に支障が出ないよう、必要な配慮を確認する場合はありますが、センシティブな情報の提供を求めたり、特別な理由がなければ標準服以外を認めなかったりする考えはありません。確認が過度にならないよう各校を指導します。
上川あや議員
桜丘中学校では購入を任意とし、式典では場面に合う服装を選ぶなど柔軟に運用しています。式典や校外活動にふさわしい服装と態度を学ぶことも大切です。標準服の任意性を、教育活動を豊かにする機会として生かせませんか。
副参事
場面に応じた装いを判断し、適切に振る舞う力は、社会で活躍するために大切です。任意性を強調することで判断力を育てる機会が広がる一方、標準服には経済面や利便性の利点もあります。地域の実情、教育目標、保護者の意向を踏まえ、生徒会や学校運営協議会で議論し、各校に適した取組が進むよう支援します。

2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

北沢学園で社会的自立を支えますか

河野俊弘議員が「北沢学園で社会的自立を支えますか」について質問しました。

河野俊弘議員
令和8年4月に開校する学びの多様化学校・北沢学園中学校について、対象、定員、開校時の在籍状況、中学校の学びの場としての位置づけを伺います。併設するほっとスクール北沢、子どもの居場所きたっこと連携した小学生支援や、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの体制はどうなりますか。
教育相談課長
不登校または不登校傾向の中学生が対象で、定員は各学年20人です。開校時は各学年10人程度、計32人で始めます。ほっとスクール北沢、きたっこと運動会や文化祭などを合同で行う計画で、小学生の居場所としての機能も確保します。スクールカウンセラーは常駐し、生徒の状態に合わせて支援します。スクールソーシャルワーカーは、支援が必要になった場合に派遣を検討します。
河野俊弘議員
スクールカウンセラーの常駐を評価します。場所を提供するだけにせず、在籍による生徒の変化を把握する仕組みも必要です。定員は各学年20人で、開校時は計32人とのことですが、その後の入学希望にも随時対応しますか。
教育相談課長
開校時に定員を全て埋めると後からの入学希望に応えられないため、人数をある程度抑えました。連休明け以降に、2学期からの入学者を改めて募集する考えです。
河野俊弘議員
学びの多様化学校は、全ての子どもの居場所と学びを保障し、社会的自立へつなげることが目的です。卒業後の進路支援をどう設計し、キャリア教育で社会的自立へ向かう力をどう育てますか。卒業後も支援が途切れない仕組みはあるのか、区はどこまで関わり続けますか。
教育相談課長
先行する世田谷中学校分教室ねいろの卒業生は、探究的な学びを通じて将来像を考え、希望する全日制、定時制、通信制の高校などへ進んでいます。北沢学園でもその実践を生かし、特別な教育課程と新教科「キャリア・デザイン科」を設けます。生徒が学校行事や異学年交流を企画し、学習環境や学校のルールを見直す活動を通じ、自己理解、他者理解、コミュニケーション力、主体性、自己決定力などを育てます。
河野俊弘議員
キャリア・デザイン科は社会的自立に向き合う取組だと受け止めます。ねいろの進路実績を継承・発展させ、北沢学園卒業後の成果も把握し、追跡してください。福祉と教育の縦割りを越え、乳幼児期から学齢期、学校から社会まで一貫した支援の流れを区が率先して設計し、「検討する」「支援する」の先で子どもの姿が変わる仕組みにしてください。

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