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議員の質問

環境問題に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

中里光夫議員12 / 14

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2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会

家庭の脱炭素を効果的に進めますか

坂口賢一議員が「家庭の脱炭素を効果的に進めますか」について質問しました。

坂口賢一議員
区内のCO2排出量の半分以上は家庭から出ています。一人一人が家庭でのエネルギー利用を見直すことが重要です。令和8年度のエコ住宅補助金は、区民の需要にかかわらず補助メニューを半分に減らす予定ですが、狙いは何ですか。
気候危機対策課長
限られた財源で効果と区内事業者の活躍機会を最大化するため、窓、ドア、浴槽の断熱化と、屋根の高反射改修の4項目へ重点化します。住宅断熱へ集中し、施工単価、工期、専門性の面で区内事業者が取り組みやすい工種を選ぶことで、同規模の予算でも件数を確保します。 太陽光発電は申請が多い一方、専門施工の比重が高く、区内事業者振興との親和性が比較的低いうえ、東京都の補助が充実しているため対象外とし、都制度を案内します。申請が極めて少ない太陽熱と外壁断熱、CO2削減効果が比較的小さい外壁塗装も外します。手続の利便性と周知も改善します。
坂口賢一議員
太陽光発電には、使用後のパネル廃棄などを理由とする否定的な意見もあります。区は普及に向けたシミュレーション事業をどう進めますか。
気候危機対策課長
屋根置き太陽光は区内で再エネの潜在力が大きく、電気料金高騰や災害時の電源確保にも役立ちます。一方、パネルへの理解や信頼性、住宅への影響、保守、事業者への不安、意思決定と補助手続の複雑さが障壁です。 令和8年度は、戸建て住宅向けに中立的な売電シミュレーションを提供します。費用、発電量、自家消費、回収年、停電時の運転可否、導入後の運用、更新、廃棄まで示し、特定事業者に依存しない判断を支えます。集合住宅向けには、管理組合の負担が軽く、事業者が自走できる設置モデルをつくり、合意形成、契約・保守、共用部の権利関係などの成功条件を整理します。
坂口賢一議員
正確な情報を区民へ届け、普及を進めてください。
坂口賢一議員
再エネでんき切り替えキャンペーンの第2回が2月末で終わりました。結果、評価、課題を教えてください。転入時を狙った効果的な広報も進めるべきではありませんか。
気候危機対策課長
第1回は昨年7月から9月に7社が参加して728件、第2回は12月から2月に4社が参加して480件を超え、年間で1,200件を超える契約を得ました。区単独のインセンティブから事業者支援・連携型へ転換したことが、幅広い層への到達と件数増加に役立ったと評価しています。 一方、第2回は参加事業者が7社から4社へ減り、季節要因もあって伸びが鈍りました。事業者の営業特性を踏まえた制度設計、広報が届きにくい層への接触、区と事業者の広報の相乗効果が課題です。令和8年度は制度を使いやすくして参加社数の回復を図り、転入時の案内など庁内連携による広報機会を増やします。区と事業者が企画段階から連携する実効性の高いキャンペーンを検討し、原因把握、対策、効果検証を繰り返します。
坂口賢一議員
区民には比較的簡単な手続で利用できるため、広く周知してください。

2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会

再エネと断熱を家庭に広げられますか

中里光夫議員が「再エネと断熱を家庭に広げられますか」について質問しました。

中里光夫議員
気候危機を避けるには、2050年までにCO2排出を実質ゼロ、2030年までに半減させる目標を達成する必要があります。区内のCO2排出の約52%を家庭部門が占め、区は2050年までに全家庭で再生可能エネルギーの電力を使うことを目指しています。 資源エネルギー庁のデータでは、日本の電源構成は化石燃料による火力発電が約68.6%で、再生可能エネルギーは2013年の10.9%から2023年に22.9%まで増えました。2024年の東京電力の電源構成は火力発電73%で、販売電力の16%に非化石証明書を付けています。証明書のない電力として計算し直すと、火力発電は87%になります。家庭を含む低圧分野では大手電力会社のシェアが約73%で、区内の多くの家庭が火力発電中心の電力を使っていると考えます。 電力契約を再エネ電力へ切り替えることは、家庭のCO2を減らす近道です。今年度始めた再エネ切替え補助キャンペーンの実績はどうなっていますか。
気候危機対策課長
キャンペーンは昨年7月から9月と、12月から2月の2回実施しました。第1回は728件、第2回は集計中ですが480件を超え、年間で1,200件を超える再エネ切替えにつながっています。
中里光夫議員
これまでより飛躍的な効果が出ていますが、大きな目標との間にはまだ開きがあります。補助金だけでなく、より幅広い普及策が必要です。今後はどのように進めますか。
気候危機対策課長
家庭部門の脱炭素化ロードマップでは、2028年度までに、太陽光発電、再エネ電力、EVの活用など、高度な脱炭素行動を実践する世帯を16%へ広げる目標です。再エネ電力への切替えは住まいの形を問わず取り組めますが、補助金だけでは十分でなく、幅広い施策が必要だと認識しています。 気候市民会議では、料金面に加え、再エネへの理解不足、料金プランを比較する難しさ、手続の面倒さが課題として挙がりました。各社の再エネ電気プランを一覧できるシミュレーションサイトを公開しています。再エネ電気への切替えには家庭のCO2排出量を半減する高い効果があることを広く伝えるため、環境価値の見える化、再エネ電気の仕組みや発電所のPRも進めます。小売電気事業者と連携して切替え時の具体的な障害を把握し、実証を重ねて施策の効果を高めます。
中里光夫議員
家庭部門の脱炭素化に大きな効果がある電力の切替えを、さらに強化してください。
中里光夫議員
区は2050年までに全ての住宅を省エネな建物へ改修することも目指しています。その中心が断熱化で、特に熱の出入りが大きい窓の断熱は、冷暖房のエネルギー消費とCO2を減らす効果があります。ペアガラスへの交換や内窓の追加などの方法があります。 塚戸小学校では教室の断熱効果を年間で検証し、環境NGOのグリーンピースから市民実感賞を受賞したと聞きました。内窓がある場所では、外側のガラスが熱くても内側は冷たく、効果を実際に感じられました。エコ住宅補助金を使ってもらうためにも、学校などの身近な公共施設や住宅展示場などと協力し、区民が断熱効果を見て触って実感できる場所をつくりませんか。
気候危機対策課長
住宅の断熱改修は、電力の再エネ化と並ぶ住宅脱炭素の中心的な取組です。健康と快適性の向上にもつながります。特に窓の断熱は効果が高く、既存住宅でも工事しやすいため、エコ住宅補助金で重点的に支援しています。 一方、太陽光発電より効果を数字で示しにくく、製品や工法が専門的で、区民に分かりにくい課題があります。施工例を見られる場は有効です。関係所管と連携し、公共施設の導入事例やパネルの紹介、区ホームページへの掲載、施工事業者と連携したPRなどの具体化を検討します。温度や体感の違いを示す表示や解説、導入前後の暮らしの変化の紹介など、効果を実感しやすくする取組も事業者と進めます。
中里光夫議員
展示だけでなく、実際に見て触り、効果を体感できることが大切です。そのような場所を実現してください。

2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会

祭りのごみ分別を徹底できますか

神尾りさ議員が「祭りのごみ分別を徹底できますか」について質問しました。

神尾りさ議員
多くの人が集まる祭りで、飲食容器などの分別意識を高めれば大きな効果があります。まちづくりセンターは町会などの祭りへ分別を働きかけています。主催者の意識をさらに高められませんか。
清掃・リサイクル部管理課長
区は主催者の依頼で地域行事のごみを収集し、一般的な分別チラシを渡して徹底を求めています。主催者が重要性を理解し、会場で参加者へ呼びかければ、双方の意識を高める機会になります。
神尾りさ議員
祭りで使う皿、箸、紙コップなどは種類が限られ、分別しやすいと考えます。京都市の認定エコイベントには、入口近くに「ごみ分別・食器返却コーナー」を設け、細かく分けて集める例があります。絵や写真で分かりやすく示し、分別を徹底できませんか。
清掃・リサイクル部管理課長
ごみと資源を種類別に集めるコーナーや容器の設置、回収容器への絵や写真による表示、可能な場合の案内スタッフ配置を主催者へ提案する新しいチラシを作ります。収集依頼時に渡し、地域行事での分別と啓発を強めます。
神尾りさ議員
主催者の理解を深め、多くの祭りを通したごみ削減と区民の理解につなげてください。

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