2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会
家庭の脱炭素を効果的に進めますか
坂口賢一議員が「家庭の脱炭素を効果的に進めますか」について質問しました。
坂口賢一議員
区内のCO2排出量の半分以上は家庭から出ています。一人一人が家庭でのエネルギー利用を見直すことが重要です。令和8年度のエコ住宅補助金は、区民の需要にかかわらず補助メニューを半分に減らす予定ですが、狙いは何ですか。
気候危機対策課長
限られた財源で効果と区内事業者の活躍機会を最大化するため、窓、ドア、浴槽の断熱化と、屋根の高反射改修の4項目へ重点化します。住宅断熱へ集中し、施工単価、工期、専門性の面で区内事業者が取り組みやすい工種を選ぶことで、同規模の予算でも件数を確保します。
太陽光発電は申請が多い一方、専門施工の比重が高く、区内事業者振興との親和性が比較的低いうえ、東京都の補助が充実しているため対象外とし、都制度を案内します。申請が極めて少ない太陽熱と外壁断熱、CO2削減効果が比較的小さい外壁塗装も外します。手続の利便性と周知も改善します。
坂口賢一議員
太陽光発電には、使用後のパネル廃棄などを理由とする否定的な意見もあります。区は普及に向けたシミュレーション事業をどう進めますか。
気候危機対策課長
屋根置き太陽光は区内で再エネの潜在力が大きく、電気料金高騰や災害時の電源確保にも役立ちます。一方、パネルへの理解や信頼性、住宅への影響、保守、事業者への不安、意思決定と補助手続の複雑さが障壁です。
令和8年度は、戸建て住宅向けに中立的な売電シミュレーションを提供します。費用、発電量、自家消費、回収年、停電時の運転可否、導入後の運用、更新、廃棄まで示し、特定事業者に依存しない判断を支えます。集合住宅向けには、管理組合の負担が軽く、事業者が自走できる設置モデルをつくり、合意形成、契約・保守、共用部の権利関係などの成功条件を整理します。
坂口賢一議員
正確な情報を区民へ届け、普及を進めてください。
坂口賢一議員
再エネでんき切り替えキャンペーンの第2回が2月末で終わりました。結果、評価、課題を教えてください。転入時を狙った効果的な広報も進めるべきではありませんか。
気候危機対策課長
第1回は昨年7月から9月に7社が参加して728件、第2回は12月から2月に4社が参加して480件を超え、年間で1,200件を超える契約を得ました。区単独のインセンティブから事業者支援・連携型へ転換したことが、幅広い層への到達と件数増加に役立ったと評価しています。
一方、第2回は参加事業者が7社から4社へ減り、季節要因もあって伸びが鈍りました。事業者の営業特性を踏まえた制度設計、広報が届きにくい層への接触、区と事業者の広報の相乗効果が課題です。令和8年度は制度を使いやすくして参加社数の回復を図り、転入時の案内など庁内連携による広報機会を増やします。区と事業者が企画段階から連携する実効性の高いキャンペーンを検討し、原因把握、対策、効果検証を繰り返します。
坂口賢一議員
区民には比較的簡単な手続で利用できるため、広く周知してください。
