2026.3.10 提出@令和8年3月 予算特別委員会
農地を守り福祉や教育に生かせますか
坂口賢一議員が「農地を守り福祉や教育に生かせますか」について質問しました。
坂口賢一議員
相続などで農地を手放さざるを得なくなってからでは、区が土地を取得して農のみどりを守ることが難しくなります。相続を見据え、早い段階から農家へ働きかける必要があるのではありませんか。
都市農業課長
JAと連携し、相続の動向や、高齢などで営農継続が難しくなりつつある人の情報を把握し、公園整備部門へ早めに共有しています。今年2月にまとめた「世田谷区農のみどり保全活用方針」では、規模の大きい農地保全重点地区で農業振興等拠点をさらに拡充し、一定の条件を満たせば、拠点以外の農地も公有地化する考えを示しました。経済産業部とみどり33推進担当部が一層連携します。
坂口賢一議員
農地は環境、防災、教育の面でも貴重です。部署間で連携し、丁寧に対応してください。農地保全重点地区は区全体の約11.6%で、農業振興等拠点は複数の団体が管理しています。一つの民間事業者などへ一括して管理を委託する考えはありますか。
都市農業課長
農業振興等拠点は4か所が開設済みで、さらに2か所を暫定活用しています。各拠点は、関係する農家やJAの協力を得て、地域の農地の歴史、つながり、特性と地域の意見を生かして運営しています。体験事業、農家の指導による野菜づくり講習会、交流の場づくりなど、地域ごとのきめ細かな対応が必要で、一社への一括委託にはなじまないと聞いています。
坂口賢一議員
それぞれの団体による管理で円滑に運営されていると理解しました。農地が年々減っているため、重点地区以外の生産緑地も取得に向けて取り組むべきではありませんか。
都市農業課長
方針の改定により、一定の条件を満たす拠点外の農地も公有地化します。耕作が難しくなった農地を農家から借り、区民農園にする取組では、農地の少ない世田谷地域と北沢地域を優先します。みどり33推進担当部と連携して保全します。
坂口賢一議員
区内農地は平成20年から約4割減っています。これ以上減らさないよう農家と連携してください。農業振興等拠点を生産だけでなく、地域福祉、人材育成、交流の場として、福祉と教育にどう生かしますか。
都市農業課長
子どもが種まきや収穫を体験する食育を行っています。次大夫堀公園の里山農園には、車椅子利用者も農に触れられるよう、地面より高い花壇「レイズドベッド」を整備し、近隣の福祉施設にも利用を呼びかけています。庁内の関係所管でつくるプロジェクトチームで、農と福祉、教育の活用をさらに検討し、整備時には関係団体との協働を目指します。
坂口賢一議員
農業体験は食べ物への感謝や理解、自然や環境への関心、協力する力や意思疎通する力を育てます。福祉施設による農業、農家と福祉施設の協力、企業と農園による雇用などに、行政も積極的に関わってください。
