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議員の質問

福祉に関する議員の発言

世田谷区議会で予算について行われた質問をまとめています。質問は、区の予算配分や執行そのものを示すものではありません。

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議員、会派の意見

岡川大記議員8 / 31

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2026.3.23 提出@令和8年3月 予算特別委員会

福祉施設と民間物件をつなげますか

神尾りさ議員が「福祉施設と民間物件をつなげますか」について質問しました。

神尾りさ議員
保育園、学童、高齢者施設、障害関係施設などには整備需要がある一方、運営事業者は適した物件の確保に苦労しています。民設民営放課後児童クラブでは、土地・建物の所有者と運営事業者をつなぐ仕組みをどのように進めていますか。
子ども・若者部長
放課後児童クラブは、主に運営事業者が物件を探して区へ提案してきましたが、令和6年度から所有者と事業者のマッチングを取り入れています。不動産関係団体やJAなどと連携して物件情報を集め、区が必要な条件を確認した上で、関心を示した事業者の中から所有者が相手を選び、区が調整します。
神尾りさ議員
同様の仕組みは保育園やグループホームでも使われています。需要を満たせていない放課後等デイサービスにも広げる必要がありませんか。
障害福祉部長
区内の放課後等デイサービスは令和8年3月現在63施設ですが、利用ニーズを十分に満たしていません。令和8年度から、医療的ケアが必要な子どもを受け入れる施設に、1施設750万円を上限とする開設支援を始めます。一般的な定員は10人で、100平方メートル未満の1階・2階の空きテナントなどが想定されるため、子ども・若者部とも連携して物件情報を集めます。
神尾りさ議員
閉園した幼稚園などの所有者が福祉施設への転用を考えても、地域にどの需要があるか、手順や費用、改修内容を判断するのは困難です。特に平成10年以前の建物には検査済証がない場合もあり、専門的な調査や助言が必要です。不動産の専門知識を持つ調査員や民間の仲介機能も使い、分野をまたぐ相談・マッチングの仕組みをつくれませんか。
保健福祉政策部長
幼稚園跡地などの民間不動産を、保育、学童、障害、高齢などの需要に活用することは重要です。所有者が地域のニーズ、必要な手順や改修を迷わず検討できる支援も有用です。関係部門で情報を共有し、所有者に伴走する仕組みを検討します。
神尾りさ議員
物件と事業者を結びつける機会を逃さないため、所有者と運営主体へ適時に情報を届け、行政側にも不動産の知識と経験を蓄えてください。保健福祉政策部が中心となり、公共施設や都市整備分野の専門性も取り込んだ庁内の検討体制をつくって進めてください。

2026.3.12 提出@令和8年3月 予算特別委員会

コロナ接種事業を独自検証しますか

岡川大記議員が「コロナ接種事業を独自検証しますか」について質問しました。

岡川大記議員
高齢者新型コロナワクチン接種事業には11億円が使われます。政策は目的、KPI、費用対効果、PDCAを確認し、区民の幸せにつながるか判断すべきです。高齢者向け接種はB類定期接種で、本人の判断に委ねられるとの理解でよいですか。
感染症対策課長
新型コロナワクチンは、国の予防接種部会の議論を経て、65歳以上を対象に令和6年度から定期接種となりました。集団予防を重視するA類と異なり、個人予防を重視するB類です。発症予防と、重症化・死亡リスクの軽減が効果です。
岡川大記議員
B類は本人の自由な意思に委ねられ、行政が接種率を高める性格ではないと理解しました。国費で始まった事業は、国費が終わってもKPIや終了基準がないまま残ることがあります。区独自のKPI、目標値、PDCA、終了基準はありますか。
感染症対策課長
B類は集団予防を目的とするA類と異なり、国も接種率の目標を定めていません。区は成果目標やKPIを設定する立場にありません。 感染症法上の5類となった令和5年5月以降も、高齢者の重症化リスクはインフルエンザと同等かそれ以上との報告があります。令和6年の新型コロナによる死亡者は約3万6,000人で、インフルエンザの約2,900人を上回りました。定期接種の実施主体として、希望者が円滑に接種できる環境を整えます。
岡川大記議員
インフルエンザは肺炎など別の死因で計上される場合も指摘され、死因統計の単純比較には慎重であるべきです。区がKPI、目標、政策評価、PDCAの基準を持たないことは分かりました。 11億円は高齢者1人当たりおおむね5,000円以上で、ほかの施策より優先する根拠を含め、費用対効果の検証が必要です。区独自の費用対効果や、一般財源を投入する政策判断の根拠を整理していないのですか。
感染症対策課長
定期接種化を検討した厚生労働科学研究では、高齢になるほど費用対効果が良好と報告されています。令和6年度に使われたJN・1系統ワクチンについて、長崎大学を中心とする多施設共同研究では、入院を約45%から70%予防し、重症化予防効果があったと報告されています。ほかにも国内外の報告があります。 予防接種法では市町村が定期接種の実施主体で、費用は自治体が支弁します。特別区には地方交付税措置がないため、一般財源から支出します。
岡川大記議員
昨年度の接種実績約5万人に、第7波の感染率10%、高齢者の重症化率1%、重症化予防効果45%から70%を仮に当てはめると、防げる重症化は約23人から35人で、1人当たり3,000万円から4,000万円です。効果が低いから不要だと言うのではなく、11億円投入の妥当性を実数で議論していないことが問題です。 区の死亡者数は、2019年以前の平均よりコロナ禍後に約15%から20%増え、流行年ではなく接種開始年から増えたため、仮説を立てた検証が必要だと考えます。区が保有する接種歴と死亡時期を照合した基礎集計をしたことはありますか。未実施なら理由も示してください。
感染症対策課長
接種によって死亡者が有意に増えたという科学的根拠は、現時点で国も確認していません。関連性の分析には年齢や高齢者に多い併存疾患など、多様な影響を考慮する必要があります。 死亡者数と死因の推移は注視する必要がありますが、基礎自治体が接種歴と死亡時期を照合し、決定的な原因を追究・特定することは困難で、疫学的妥当性も欠くと認識しています。区独自の調査予定はありません。
岡川大記議員
区は成果指標、費用対効果、データを独自に検証せず、一般財源約8億円と特定財源約3億円を投入しています。少なくとも接種を推進する事業でないなら、全員への案内状の一斉送付は費用対効果の観点から見直すべきです。

同じ議員の別の質問

2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

海外所得も就学援助で審査しますか

岡川大記議員が「海外所得も就学援助で審査しますか」について質問しました。

岡川大記議員
海外から帰国・移住した家庭は、日本で前年所得がなくても海外所得がある場合があります。海外所得は申告に基づいて確認していますか。所得がなくても資産や生活実態に十分な経済力がある場合を含め、どう判断しますか。
学務課長
全申請者に前年の海外居住期間を尋ね、所得があれば勤務先の給与支払証明書などを提出してもらい、海外所得も審査します。就学援助実施要綱に基づき前年の世帯合計所得で審査し、基準にない資産状況や生活実態は把握していません。
岡川大記議員
制度の趣旨に沿った運用のため、生活実態を把握する感度を高め、事業部間でも情報共有する必要があるのではありませんか。
学務課長
所得を中心に把握するのが基本です。資産要件を加えると、実際には活用しにくい相続財産を持つ世帯を排除したり、心理的負担から申請をためらわせたりするおそれがあります。現行基準で厳格に審査し、必要な人へ支援を確実に届けます。
岡川大記議員
生活に余裕があるように見えても前年所得だけで認定されれば、区民が公平性へ疑問を持つ可能性があります。その点も確認してください。

2026.3.18 提出@令和8年3月 予算特別委員会

学校福祉の支援体制を広げますか

福田たえ美議員が「学校福祉の支援体制を広げますか」について質問しました。

福田たえ美議員
不登校には、いじめ、家庭不和、貧困、発達障害、保護者の病気など、学校だけでは対応しにくい背景があります。区は教育総合センターにスクールソーシャルワーカー5人を置いていますが、全中学校へ配置する区もあります。今後の増員と、期待する成果を示してください。
教育相談課長
スクールソーシャルワーカーは教育相談課のほか、支援教育課と指導課にもいます。教育相談課の2024年度実績は、家庭107件、関係機関109件、学校184件の計400件を訪問し、40校、児童生徒377人を支援しました。大きな変動はなく、教育総合センターの5人体制でアウトリーチを続けたいと考えています。
福田たえ美議員
学校から支援を頼む時点では問題が重くなっていることが多く、1,600人を超える不登校の子どもを支えるには増員が必要です。専門性と経験の高いスーパーバイザーを置き、人材育成と高度な助言ができる体制にしませんか。
教育相談課長
東京都の研修へ参加し、事例対応では教育相談専門指導員の支援を受けています。指導員は都の教育相談を長年担った心理職や元管理職で、児童生徒支援の経験が豊富です。スクールソーシャルワーカーは教育総合センターで指導員や心理職と日常的に情報・意見を交換しています。2026年度以降も都の研修を使い、支援力を高めます。
福田たえ美議員
保護者や子どもは、現在スクールソーシャルワーカーへ直接相談できません。不登校対策専門の担当課や新たな人員を置き、系統的・計画的な抜本策を打ち出しませんか。
教育長
不登校の子どもと保護者の不安を減らすことは重要な課題です。背景は多様で、一律でない支援が必要です。学びの多様化学校、ほっとスクール、別室登校を整え、2026年4月には北沢学園中学校とほっとスクール北沢を開設します。福祉とも連携し、安心できる環境を整えます。抜本的な不登校施策の検討へ、着実に準備します。
福田たえ美議員
子どもと家族が早く支援につながれる体制を、しっかり整えてください。

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